Case3. くつろぎと機能性だけではない、暮らしやすさを両立させたバス回り

Yさんの家 神奈川県 家族構成/夫40代 妻30代
設計/GEN INOUE 撮影/中村風詩人

坪庭が見える浴室
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「新居は癒やされる住まいにしたかったんです」と、Yさんが取り入れたのが植栽です。なかでも坪庭に植えた高木のシマトネリコは、2階に配した浴室からも眺められるように配慮。

入浴時にスマホを持ち込んでくつろぐ長風呂派のYさんは、「バスタブからも緑や空が見えて気持ちいいです」と満足そう。

 

白を基調にした浴室

快適な入浴を求めて、半身浴が楽しめるバスタブの形状や間接照明などの機能面にこだわりました。洗面脱衣室を仕切るのは、透明なガラス。この空間を広々と見せています。洗面化粧台は浴室と同じ白でそろえて。ワイドサイズのカウンターが使い勝手を高めます。

浴室、洗面脱衣室、室内干し用のサンルームは1か所に集まっていて、入浴後の家事効率にも配慮したバス回りを実現させました。

 

室内干しができるサンルーム

室内干しができるサンルームは、2階でもっとも日当たりのいい場所に配置。洗濯乾燥機は、写真右手に置かれています。

 

ランドリー収納

洗面・脱衣室とサンルームの両側から使えるランドリー収納も造作。下方には汚れ物ボックスも。乾いたタオルや下着、着替え用の部屋着などもここに。

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緑のカーテンと木製格子で目隠しした戸建て住宅。植物の生命力に癒やされる

Case4. バスルームからお月見も!風呂上がりは、テラスで一杯が最高

Yさんの家 三重県 家族構成/夫50代 妻50代 長女20代
設計/建築デザイン研究所 撮影/松井進

眺めを楽しめるよう、浴槽は窓際に設置

眺めのいいテラスに面して大きな開口部を設け、その窓際に浴槽を配置したYさんの家のバスルーム。眺めを楽しめるよう、浴槽は窓際に設置。シンプルなスクエアタイプの浴槽が、窓によって切り取られる景色の美しさを際立たせます。

 

バスルームからは、床の段差がなく、そのままテラスに出られる

高台のため見晴らしがよく、お湯につかりながら東の空に月が昇っていくのを眺められるのが自慢です。「窓が開くのも、風が抜けてとても気持ちがいいです」と妻。目の前のテラスがあるので、お風呂上がりには、ピールを飲んで涼むこともできます。

 

間接照明や埋め込み照明を多用

Y邸ではインテリアをスッキリ見せるために、間接照明や埋め込み照明を多用しています。バスルームの照明器具も、できるだけ存在感をなくすよう壁際に設置。

 

洗面室とバスルームの間仕切りには、視線が抜けるガラスを採用

洗面室とバスルームの間仕切りには、視線が抜けるガラスを採用。空間が一体化し、より広がりが感じられます。浴室の照明を消し、洗面室の明かりで入浴を楽しむことも。

ガラスの間仕切りで洗面室とつながるバスルームからは、床の段差がなくそのままテラスに出ることが可能。引き戸を開けると風の流れも感じられ、より開放感が味わえます。

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