●大人のロングヘアはレイヤーが重要

さとゆみ:具体的に、50歳前後になったら気にした方がいい髪のポイントってありますか?

ロングヘアの女性
大人のロングヘア
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八木ちゃん:ロングヘアの人であれば、軽くしすぎない方がいいと思います。髪をすきすぎると、どうしてもパサついて見えたり、貧相に見えたりしがちなんですよね。

かといって、切りっぱなしの髪型だと、ふんわりとした動きが出にくいので、それはそれで扱いが難しかったりします。

量は減らさずに、でもある程度レイヤー(段)を入れたスタイルが、大人女性のロングヘアにはよいと思います。

さとゆみ:あと、後頭部をふんわりさせたいですよね。これまでも何度か取り上げていますが、後頭部にボリュームがあると、若々しく華やかに見えます。

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八木ちゃん:後頭部にボリュームを出すときにも、レイヤーが必要です。短めヘアの方が髪に重さがないので、後頭部のボリュームは出しやすいですが、ロングヘアでもレイヤーを入れたり、パーマをかけたりすると、ボリュームがでやすくなりますよ。

 

●前髪のつくり方を意識して顔周り毛のうねりを防ぐ

さとゆみ:顔周りの毛がうねりやすくなるのも、この世代の悩みで多いですよね。

八木ちゃん:そうなんです。髪質が変わると、顔周りの毛が細くなったりクセが出やすくなったりするので、疲れた印象になりやすいんです。

さとゆみ:何か対処法はありますか?

ショートヘアの女性
前髪は厚めに流せる長さに

八木ちゃん:前髪のつくり方を意識するといいかもしれません。いま、薄めの前髪が流行っていますが、夏になると湿度があがってうねりやすくなるので、前髪を厚めにしたり、流せるようにした方が楽です。

 

●髪型はヘアカタログだけで選ばなくていい

カウンセリング
なりたい髪型をチェックしておこう

さとゆみ:美容院でのオーダーのコツは?

八木ちゃん;普段から好きな髪型や気になった髪型をピックアップするクセをつけていただくといいと思います。ヘアカタログだと、どうしても自分の年代のスタイルが限られているという方もいらっしゃいますが、髪型はヘアカタログだけで選ばなくていいんですよ。

ファッション誌でもいいですし、ドラマでもCMでも、街いく人でも。「こういう髪型になりたい」と思うスタイルを、普段からチェックしてみてください。その写真を美容師に見せてくれたら、ヘアスタイルのイメージもわきやすく、しっくりくる髪に出合いやすいと思います。

さとゆみ:40代、50代の方からよく聞くのが「子どもや家族のお世話が忙しくて、なかなか自分自身を振り返る時間がない」というもの。でも、よいヘアスタイルは「自分がどんな自分になりたいか」を考えることで見つかるものです。

ぜひ、自分のなりたい姿をイメージする時間をとってくださいね。

 

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