仕事をして収入を得ると、税金を支払わないといけません。このとき、収入から差し引いて、税金を安くできる仕組みがあるのをご存知ですか? それが「控除」と言われるもの。自分で申告が必要だったりと、知らないとソンすることも多い控除について、ファイナンシャルプランナーのいちのせかつみさんに教えてもらいました。
会社員にピッタリなおすすめ控除は?
すべての画像を見る(全4枚)「知っている人と知らない人で、大きな差がでるのが控除です」といちのせさん。会社員でも利用できる控除はいろいろあるので、どんなものがあるかまずはチェックを!
●ふるさと納税
<税金の先払いで返礼品ゲット!>
翌年度の住民税を先払いすることで、実質負担2000円で自治体から返礼品がもらえる制度。「税金自体が減るわけではないですが、返礼品がもらえる分おトクになります」
<ソンするケースもあるので注意!>
住宅ローンがある人とiDeCoをやっている人は要確認
住宅ローン減税やiDeCoを利用している人は、すでに控除を受けて支払う税金が減っています。「納める税金以上に寄付するとソンに。事前に使える税額の確認を」
●医療費控除
<ざっくり1年間で10万円を超えた医療費が控除額に>
1年間の医療費が10万円を超えると、超えた分が医療費控除に。「確定申告すると、税金が戻ります。ただし、生命保険の保険金をもらったら、その分は差し引かれるので注意」
<医療費控除の例>
【対象例】
・病院の診療費
・市販薬代
・通院のためにかかった交通費
・異常が見つかった健康診断
【対象外のもの】
・予防接種代
・美容整形代
・メガネ、コンタクト
・異常がなかった健康診断