●扶養控除/配偶者控除

<扶養控除:世帯の税負担が減る!>

イラスト猫3匹
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配偶者以外で扶養する家族がいると、扶養される人の年齢によって38~63万円の扶養控除が。「条件は扶養する人の収入で生活していることなどで、子や親に仕送りしている場合も対象」

<配偶者控除:「年収103万円以下の配偶者」をもつ人が対象>

年間の収入が103万円以下の配偶者をもつ人の税金を安くする制度。「収入が103万円超でも201万6000円未満なら『配偶者特別控除』が受けられます」

金額はパートなどの給与所得者の場合

●まだまだある!忘れがちな控除

意外と忘れがちな控除でも、毎年申請すれば大きな差に。「ここ数年は災害が多いので、雑損控除を覚えておくと安心」

・生命保険料控除

死亡保険や医療保険、介護保険の保険料も控除の対象。「控除額に上限がありますが、たとえ年5万円の控除でも10年だと50万円。会社員は必ず年末調整をしましょう」

・雑損控除

自然災害や火災、盗難などに遭ったとき、負担を軽減してくれるのが雑損控除。「損害額が大きく、その年の所得から控除しきれない場合は、3年間の繰り越しもできます」

控除は、自分で申告をしないといけないのがミソ。ですが、税金を払いすぎてソンしないように、しっかり知識をつけて、取り戻せるお金はがっちり手にしましょう。

この特集は2022年1月11日現在の内容です