硬化した下地にはばっちりネジが効く!

説明書には30分以上と書かれていましたが、寒い冬の日だったので大事を取って、1時間ほど待ちました。

硬化したスポンジ
すべての画像を見る(全17枚)

見た目はほとんど変化していなくても、触ってみるとコチコチになっています。

 

スポンジをカットする

壁から顔を出しているスポンジ部分をカッターで切り落とし、養生をはがします。壁の塗装がはがれないようにゆっくり丁寧に。

 

完成した下地穴

完成と言いたいところですが、ネジを留める前にさらに待ち時間が必要です。夏場は40分以上、冬場は90分以上ということで、2時間ほど待ってからフックを設置してみました。

 

ネジでフックをとめる

ネジを留めると木のような固さが感じられ、しっかり固定できました。このとき手ごたえがなければスポンジがきちんと固まらなかったということ。残念ですが、やり直すことをおすすめします。

 

設置完了したフック

設置したフックにコートをかけてみました。ガタつきもなくなかなかの強度を感じます。フックが増えたので、今までよりも便利になりそうでうれしいです。

 

砂壁にスピードミニ10で設置したフック

ちなみに、筆者が所有する山小屋の壁は、昔ながらの砂壁。こちらも「スピードミニ10」のおかげで問題なくフックがつけられました。和室のリフォームにも活躍しそうですね。

 

初心者は落下しても危険のない場所で

このとおり「スピードミニ10」は木の下地がない壁にもネジを効かせることのできる大変便利な商品です。昨年アマゾンで購入したときの価格は、税込みで1630円ほどでした。

1パックでおよそ10か所のネジ留めができることを考えると高くはないと思います。ただし、初心者人がDIYで取り扱う場合は安全への配慮は欠かせないとも感じました。

 

スピードミニ10のパッケージ表記

商品説明では、35kgの重さにも耐えられ、振動にも強いそう。ただ、これはあくまで商品の能力が十分に発揮される、理想的な施工が行われた場合の話だと思います。実際に施工してみた感想をいえば、施工にはそれなりの手間と難しさがあり、だれでも完璧にできるかといえば微妙な気がします。

もしDIY経験が皆無な人や不器用な人が施工した場合、スポンジにうまく液を浸透させることができなくて、下地の耐久性が下がってしまうことも考えられます。

DIYだと施工がうまくいったかを判断するのが難しいので、強度の保証はありません。 壁にかけた洋服が落ちてもケガはしませんが、たとえば頭上から鍋が落ちてきたら危ないですよね。

高所や重みのかかる棚への使用などは避け、たとえはずれて落下しても危険のない場合にだけ使う方がいいと思います。DIYでケガを負ってもだれも責任を取ってはくれませんから、くれぐれも安全第一で作業してください。とはいえ、安全に配慮して使えばかなり便利なのは間違いありません。石こうボードにネジを効かせたい方にはぜひ試してみてもらいたい商品です。

※取りつけの際には耐荷重に注意し、また地震の際などに落下してケガをしない場所を選びましょう

 

関連記事

【注文住宅動画】家族みんなで楽しめるおうち。一緒に自然を感じたり、工作したりおしゃれDIY!浄化槽ブロアーの「ブーンという音&武骨な見た目」を改善絶景バスルームのある家。風呂上がりの「テラスでひと休み」も最高【注文住宅動画】地下まで明るいRC打ち放しの家。開放的なバスルームも40万円でフィンランド式サウナを自宅マンションにDIY!その全貌を紹介