浄化槽を使うお宅にありがちな、外に設置している浄化槽ブロアー(浄化槽の中へ空気を送る機械)回りの悩み。見た目と「ブーン」という耳ざわりな音を、気にする人は多いでしょう。そこで、レンガと防音クッションを使って、悩みを改善するDIYをご紹介。花壇のような仕上がりになります。
すべての画像を見る(全11枚)浄化槽ブロアーのイヤな音を、防音クッションで解決!
浄化槽のある家に必ず設置してあるのがブロアーという機械。浄化槽を正常に動かすために欠かせないものです。
筆者宅にある浄化槽ブロアーは、ちょうど車道から見える位置にあります。前を通るたび、家の雰囲気と合わない無機質な浄化槽ブロワが目につき、ブーンと響く音も気になる…。そこでこの悩みを解消すべく、試行錯誤しながらDIYを行ってみました。
●浄化槽ブロアーから異音の原因は振動!
浄化槽ブロアーから聞こえる低い音は、浄化槽ブロワの前を通るときはもちろん、リビングにいても聞こえるため、かなり耳ざわり。はじめは機械的なトラブルかとも思ったのですが、調べてみるとどうやら振動が原因のようでした。
ちなみに、浄化槽ブロアーの異音が振動によるものかは、上から浄化槽ブロワを手で押さえ、異音が止まるかどうかで判断できるそうです。実際に、やけど防止用の軍手を着け、浄化槽ブロワを押さえてみると異音が止まったのです。
●異音は防振素材のクッションを敷き解決!
さっそく、浄化槽ブロアーの四すみに防振素材のクッションを敷きました。振動音は軽減したのですが、浄化槽ブロアーになにかが触れると振動が伝達してブーンと音が出るので、周りになにも触れさせない必要がありそうです。
そこで、浄化槽ブロアーの目隠しを置く際に、触れないように隙間をあけようと考えました。
浄化槽ブロアーを、花壇のようなやわらかい見た目に
次に、浄化槽ブロアーの目隠し対策を行うことに。目隠しに選んだのは、花壇などで使用するレンガです。縦20×横55×厚さ6cmのカーブしたレンガを3個用意しました。値段は1個あたり500円ほど。
●レンガのメリット1:頑丈で重たいので、強風時も安心
以前は、スノコでつくったカバーで目隠しをしていたのですが、木材のため5年ほどで朽ちてしまいました。そのうえ、スノコは軽いため、台風のたびに飛ばされないよう室内へ移動させるなど、とても手間だったのです。そこで、今回は雨や強風にさらされる外にも適している、頑丈で重いレンガを選びました。
●レンガのメリット2:クギや塗装が不要。置くだけで完成
レンガは置くだけなので、簡単に設置できる点も魅力。スノコでつくるカバーの場合、スノコ同士をつなげるためにクギを使用したり、塗装したり、防水加工をしたりと手間がかかりました。レンガであれば、そのまま置くだけでカントリー風の雰囲気もプラスしてくれます。
●レンガのメリット3:そのままメンテナンスできる
スノコでつくるカバーだとメンテナンスのときに取りはずす必要がありますが、レンガは周りを目隠ししているだけ。たとえば、将来的に故障したとしても、そのままの状態でメンテナンスができそうです。