●環境を生かして暮らせばお金はかからない
すべての画像を見る(全7枚)「寒いならストーブに火を入れる。水が豊かで土が肥えているなら畑を作る。この環境に人工的なものを取りいれると、無理な暮らしになるんです。自然の恵みをいただいているのに、それじゃ申し訳ない」
お母さまが存命だったころは園芸種の花を植えてお世話していた庭も、今はあえて何もせず見守っています。鳥が運んできた種が芽を吹き、オニユリやオミナエシなどの在来種が、次々と息を吹き返しています。
そんな大蝶さんの生活費は、月々およそ16万円とちょっと。
そのうち仕事の経費(焼成窯の維持費など)は2万5000円ほどなので、実質は13万円ぐらいです。
【固定費】
固定資産税(月割り) 1万円
電気代・ガス代・水道代 3万5000円
通信費(スマホ、固定電話、インターネット) 1万4000円
社会保険料 8500円
合わせるとおよそ7万円
【変動費】
食費 3万円
交通費 1万円
ファッション・美容代 5000円
日用品 5000円
交際費 2万円
医療費 ほぼゼロ
仕事の経費 2万円(外食費含まず)
合わせるとおよそ9万円
生活費合計は約16万円(仕事の経費含む)
「普通に暮らす分には、さほどかかりません。でも、家はどんどん古くなるし、私も歳をとる。修繕費はこれから恐ろしいほどかかるでしょうね。それに、自分が要介護になる日が来たらどうなるのか。市営の老人ホームに入っても文句を言わない自分を育てておかなきゃ。そのことのほうが大変かもしれないわね(笑)」
そんな大蝶さんの暮らしぶりが詳しく紹介されている、『ゆとりある日々を過ごしている人の 素敵なお金の使い方』(扶桑社刊)が絶賛発売中。ほかにも5人の女性の暮らしぶり、月々の支出リストが大公開! 老後のお金についてのプロからのアドバイスも満載なので、ぜひチェックしてみてくださいね。