洗濯機上の収納棚と洗面台を造作家具にしてスッキリと

濯機上の収納棚
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洗面所の洗濯機上に、タオルや洗剤を置ける棚を造作しました。洗濯機の上は、普通だとデッドスペースになります。ここをムダなく活用できるうえに、毎日使うものを収納できて、とても便利。

棚の大きさは、幅80×奥行20×高さ16㎝。この場所にちょうどいいサイズの既製品を探すのは難しかったので、造作してよかったと感じています。

 

洗面台も造作

洗面台も造作棚なので、統一感が出ています。散らかりがちな洗面所が、ナチュラルで清潔感のある雰囲気に仕上がりました。角型洗面器を置いた台のサイズは、幅80×奥行56×高さ70㎝です。

 

階段を上がった場所に、「デスク兼本棚」を造作

階段上のスペースに造作家具

わが家では、1階のLDKから2階の子ども部屋へと続く階段上のスペースを、ちょっとしたワークスペースにしています。このデスク兼本棚が、造作家具です。

デスクの高さは70㎝、奥行きが51㎝。幅は197.5㎝あるので、子どもたちが横に3人並べます。ちなみに、本棚の仕切りの高さは32㎝。

ここで、こどもたちが本を読んだり、絵を描いたり、勉強をしたり。筆者もデスクワークができて、とても便利。

階段上に「作業場と収納」という機能を持たせたことで、LDKが散らかりにくくなりました。造作してよかったと、とても満足しています。

 

使いやすいサイズにできるのが、造作家具の最大のメリット

リビングの棚や洗面所の棚など、収納したいものや空間に合わせて、使いやすいサイズにつくれる。これが、造作家具の最大のメリットです。メリットを生かしてうまくつくれば、デッドスペースも、便利なスペースに有効活用できます。

また、好きなインテリアのテイストに合わせた、統一感のある家具がつくれるので、自分好みの理想空間に仕上がります。

ほかにも、メリットが。床・壁に固定した状態でつくるので、地震の際に、家具が倒れるリスクが減ることになります。

 

自由度やコスト面を考えて、造作と既製品の使い分けを

しいて造作家具のデメリットをあげるとすれば、ライフスタイルの変化や、好みの変化に対応にしにくいこと。床・壁などに固定された造作家具は、移動ができません。定期的に、模様替えをして気分を変えたいという方は、既存の家具のほうが向いているかもしれません。

また、既存の家具と比べるとコストがかかるケースもあるので、予算に応じて、造作したい場所の優先順位を考える必要があります(加えて、サイズやデザインなどを決めるため、打ち合わせに時間も負担に)。

わが家の場合、長い時間を過ごすリビングは、妥協したくないスペースだったので造作家具に。一方、子ども部屋は、自由度やコスト面を考えて、既製家具や家を建てる以前から持っていた収納ラックを活用しています。

どのスペースにどんなデザインの収納スペースが欲しいか、整理して優先順位を考えながら、造作家具にするか、既製家具にするか検討するとよいでしょう。

 

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