事例5.ハンモックをつけたいときは要注意
すべての画像を見る(全35枚)最後は事例1と同様に、眺望のよい敷地で、池のほとりに建つ家です。
アウトドアリビングにハンモックをつりたいというのは、よくある要望です。
こちらのケースは2階バルコニーの床がグレーチング(格子状の建造材。鋼材などからなる)だったので、問題なく設置できました。
ハンモックはかなりの荷重がかかるので、事前にどこにどのようなものをつりたいかを明確にしておく必要があります。
家具的なもの、オプションに見えるものは、「あとでまた」となりがちです。でも、ここで要注意。「荷重がかかるもの」の多くは、設計段階でなければ解決できないことがあります。
大事なことは、使い方、設備、素材をしっかり押さえること!
5つの事例を通して、アウトドアリビングがあれば、家にいながらにして、開放的な気分を味わえ、豊かな時間が生まれることを解説しました。
後悔しないアウトドアリビングを実現するには、まず内部空間とのつながりを考え、どんなふうに使いたいかを明確にすること。そして、雨風に強い材料をセレクトすることと、後工事(あとこうじ)が難しい水道やコンセント等の設備を、しっかりと計画して進めることが重要です。
そのポイントさえ押さえておけば、新築はもちろんリノベーションでも、満足度の高いアウトドアリビングがつくれます。
ぜひアウトドアリビングのある、豊かな暮らしを実現してください。