事例3.オーニングつきの庭とつながる、L字のアウトドアリビング
すべての画像を見る(全35枚)市街地としてはかなり大きな庭と、アウトドアリビングが連続する事例です。
南側に2.7mの塀を設けることで、窓を開けてもプライバシーが確保できるよう配慮しました。
25畳ほどあるLDKの南と西にアウトドアリビングがあります。
庭とつながるアウトドアリビングは、L字に連続させることで、より広く多様的な使い方ができるようになっています。
床面をタイルにしておけば、愛犬のブラッシングあとの掃除も簡単です。1.2mの軒があるのですが、さらにオーニングもつけました。
オーニングを伸ばすことで、日差しが強いときも、雨のときも外空間を利用しやすくなります。また、夏の午後の西日対策に有効です。
事例4.リノベーションでもできるアウトドアリビング
こちらは市街地に建つ、北向きの4軒長屋です。中央2軒分をフルリノベーションしました。
2階LDKに面して、アウトドアリビングを配置しています。
風通しと、雨水のフローに配慮し、裏の路地とアウトドアリビングをつなげています。建物の中に配置する際は、大雨対策として、排水をしっかり考えておく必要があります。
南に周辺建物が密集しているため、真上から落ちてくる光と風を、室内に届ける役割も担っています。
屋根上にある月見台、洗濯干しともつながっているので、一粒で3倍おいしい空間といえるでしょう。
4軒長屋の中央にアウトドアリビングを配置することで、外部からは想像できないほど、劇的に明るく居心地のよい空間になりました。
月見台横に物干しエリアをつくったので、アウトドアリビングには、生活感を持ち込まずにすんでいます。
木造長屋の中央にあるので、床の仕上げはやはり慎重に選択しなければなりません。現在では、防水、防火性能の高い仕上げ材があるので、そういった材料をセレクトすることも大切です。
小さい子どもがいる家庭では、プール遊びにも最適です。
家事をしながらも目が届くので、キッチンが横にあるアウトドアリビングは、子育て世代ならより価値があるでしょう。
コンセントと同様、水道をあとで引くのは割高になるので、しっかりつめておきたいポイントです。少し費用はかかりますが、お湯が出ると理想的です。
リノベーションの場合は、設計図もなく行き当たりばったりの工事になりがちです。後悔しないよう、専門家に相談するといいでしょう。