●2022年1月1日 元日
昨日の続きであるはずなのに、やはり元旦というだけで気持ちが引き締まる朝。
すべての画像を見る(全29枚)願わくは今年も犬が健やかに暮らせますように。
そして日向の道だけをひたむきに歩こう、と犬のあとをついて歩いていると胸の内からそんな気持ちが込み上げた。
さて、元旦の朝ご飯に私も犬用のおせちを準備していた。犬用のおでんもあれば、おせちもある。ネットショッピングで購入しておいた冷凍おせちを昨夜から解凍しておいた。
犬はスンスンとにおいを嗅ぐとえびに模したにんじんを少しかじった。
初めてのおせちを前にどうしたらいいか迷っているようにも見えて、お肉を差し出すと頬張ってくれた。一口味わえばエンジンがかかったのか、バクバクと食べ進めていく!
1回の食事には多いので、夕飯と分けて食べた。
2022年初めての犬への贈り物。贈り物をするときに胸の中にあるのは喜んでくれるかなという期待と少しの不安。
あぁこの顔が見れてもう満足だ。
しかしもちろん好き嫌いがある。シイタケを前にしたらスン…と真顔になってそっぽをむいたので笑った。
お正月、家の中でいちばん聞いた言葉は犬の名前で、2番は“明けましておめでとう”だろう。いつでも誰かが犬の名前を呼んで、犬がいないところでも犬の話をしていた。
ニュースを見ていたら昨年は帰省できなかったけれど今年は実家に帰っている人たちもいるみたいで、久しぶりに実家にいる犬と再会した人も多いだろう。
この年末年始いろんなお家で犬と人が再会を果たしたのを思うと、他人の私まで胸が弾む。犬の喜びはいくらでも増大してほしい。
犬よ、2022年も健やかに楽しみ尽くそうね。そして皆々様、inubot回覧板をどうぞよろしくお願いします。
この連載が本『inubot回覧板』(扶桑社刊)になりました。第1回~12回までの連載に加え、書籍オリジナルのコラムや写真も多数掲載。ぜひご覧ください。