今回からスタートする「アラフォー女子『#妄想着回し絵日記』」は、SNSで人気のファッションイラストレーター・珍田さんと、ライターの野田春香さんがタッグを組んだ新連載! 「こんなとき、どんな服を着ていけばいいかわからない」の、あるあるなお悩みに合わせたアイテムやコーディネートを、30~40代の今を生きる3人の個性豊かな女性の日常ストーリーとともに紹介していきます。
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【今回の主人公は、ベーシックな服装が得意の“ミキ”】
40歳のミキは埼玉に暮らす専業主婦。夫、中1の息子、小4の娘、義母と同居中。近所のケーキ屋さんで週3パート勤務。158cm、標準体型。やさしげなオーラがありだれからも親しまれるがそれが裏目に出て舐められることも。どんな場にも対応できるベーシックな服装が得意。地味になりがちなことが悩みです。
黒のワイドパンツで日常もパーティスタイルもスマートに
第1回は「黒のワイドパンツ」の活用術。なにかとイベントが多く忙しい年末年始。慌ただしいい日常になじみつつ、オシャレな場でも頼れるって知ってましたか?
●日常編:ボーダーをポイントに、赤い靴で垢抜けさせて
【12/22 水曜日 PM5:00。いつもの商店街】
ミキ:クリスマスがロマンチックなのは独身と新婚の特権だった。ここ10年は子どものために奔走してサンタクロースの役割を終えたら今度は年越しの準備でまた気が重くなる。
こんな日常にだって幸せはあるけれど、いつかまた夫と二人ですてきなクリスマスデートをする日が来るといいのになぁ…と、どう取り繕ってもオシャレにはならない地元商店街の質素な電飾を見ながら思う。
適当な服で出かけたときに限ってママ友に会っちゃうのってなんでだろ。
「あの人普段はヨレヨレ」と噂されるのだけは避けたくて、いつものボーダートップスだけど黒のワイドパンツで雰囲気を出した。ワイドパンツってちょっとオーラ出るのがいいよね。ボアコートを羽織って、仕上げは赤い靴。色小物があるとオシャレした感が出せるから。