暑い夏に食べたくなるカレー。好きな人が多いだけに「隠し味」もそれぞれ違います。

ここではカレーに詳しい料理上手3人に、とっておきの「隠し味」を調査。味に深みが出る3つのワザをご紹介します。

ルウにちょいたしで本格派に!夏に試したいカレーの隠し味

カレー
いつものカレーが、手軽にスパイシーに変身!
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●1:クミンシードをちょいたしで、スパイス感アップ

いつものカレーも、スパイスをちょいたしすると、たちまちインド料理店の雰囲気に。

鎌倉の人気カレー店「オクシモロン」店主の村上愛子さんに、初心者でも失敗しないスパイスの使い方を伺ったところ、「まずはルウに種類のスパイスを“ちょいたし”することから始めてみましょう」といいます。

クミンシードをちょいたし

「おすすめはクミンシード。辛味も強くなく、だれにでも受け入れやすい風味です。パウダーではなく粒状のシードを使い、油で加熱して香りを引き出す『テンパリング』で本格的な味わいに。鍋に油を入れて焦がさないように弱火で炒め、香りがたったらいつもどおりに野菜や肉を炒め、ルウを入れて煮込めば完成です」

 

テンパリングしたクミンシードは、残りものカレーに入れてもぐんとおいしくなります。

バターでクミンシードを炒めたものをご飯に混ぜて添えるのもおすすめ。

 

「また、あまりなじみのないスパイスですが、セロリシードは、市販のルウに多い欧風カレーによく合います。粒が小さいので、仕上げにふりかけて少し煮込むだけでOKです」

●2:ウスターソースや中濃ソースでうま味をプラス

中濃ソースでうま味をプラス

続いてお話を伺ったのは、自宅にスパイスもそろえているカレー好きの料理インスタグラマー・tamiさん。

「カレーは大好きなので、どんな食べ方をしようか毎回変えています。ピクルスなどつけ合わせをつくってレトルトカレーをバージョンアップしたり、スパイスから調合したり。でも時間がないときはルウにも頼ります!」

 

そんなtamiさんは、ソース系を隠し味でちょいたしすることが多いそう。

「ウスターソースや中濃ソースにはスパイスや野菜や果実のうま味が凝縮されているので、隠し味に使うと濃厚な味わいになる気がします」

●3:中華スープのもとを入れると、意外なコクが

中華スープのもと

カレー好きのESSE編集部員・Hは、中華スープのもととしておなじみの「創味シャンタン」を大さじ1ほど入れ、隠し味に使っていました。

創味シャンタン

「味の方向が全然違うのではと思うかもしれませんが、コクがたされて、つくりたてなのにまるで『2日目のカレー』のようなまろやかさになりますよ」 

 

いつものカレーが、手軽にぐんとスパイシーで本格的に変身。ぜひこの夏、挑戦してみては。