●保健所の方からホテル療養を勧められた理由は…

スマホを持つ様子
(※写真はイメージです)
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陽性と判明してから数時間後に区の保健所の方から電話があり、現在の体調や発熱前の行動、持病、家族の状況などについて詳しく聞かれました。連休中は近所のスーパーへ行っただけで、家族以外と会うことも外食をすることもなかったため、感染経路は不明ということになりました。ただ、ウイルスの潜伏期間が長い場合もあるので、連休前の出勤時の可能性もゼロではない、とのことでした。

夫は高血圧で降圧剤を飲んでいるのですが、そのことを伝えると保健所の方からホテル療養を勧められました。微熱以外は体調不良もなかったため、高齢の方や体調が悪い方を優先してほしいと伝えたようですが、高血圧は高リスクと判断されるのか、万が一のことと子どもにうつさないことを考えてと改めて勧められ、ホテル療養をすることが決まりました。

●ホテル療養の準備。参考になったのはSNSでのコロナ体験記

スマホを持つ女性
(※写真はイメージです)

受け入れホテルが決まり次第、すぐに移動となるそうですが、いつ決まるかははっきりわからないため、準備だけは進めておくことに。このとき

とても役立ったのが、すでにホテル療養を経験した方のSNSの投稿

でした。

SNSは匿名性が高いため、情報の信憑性に不安を感じることも。そこで、実名で発信している方の書き込みを中心に見ることにしました。なかでも、少し前に新型コロナウイルス感染を公表し、Twitterでホテル療養について発信していた会社社長の方の投稿をじっくり読みました。

職業柄、ネットニュース、SNSなども幅広く目を通すようにしているのですが、夫の感染が判明したとき、すぐにTwitterで発信されていた方がいたことを思い出すことができたのはよかったと思いました。

私も濃厚接触者で外出を控えなくてはならなかったため、SNSで情報を集めては、すぐに配送してくれるネット通販で注文をし、置き配にしてもらうという形で準備を進めました。

●ホテル療養は食事に苦労する?もっていってよかったものは?

お弁当
夫の療養先のホテルで出されたお弁当の一部

ホテル療養を経験された方の投稿を見ると、食事に苦労したという声が多くありました。ホテルにいる間は3食お弁当が出るそうで、それはとてもありがたいのですが、体調が悪く食欲がないときは厳しい、飽きてしまう、ボリュームが多く食べきれないといった声が。

そこで、ホテルに入ってから体調が悪化し、食欲が落ちた場合を考え、インスタントのスープやみそ汁、春雨ヌードルなどを用意。夫は麺類好きということもあり、3食ご飯に飽きてしまったときや倦怠感が強くなったときに役立ったそうです。

いくら大人でも1週間ホテルの部屋から出られないという状況は、ストレスが大きいだろうと思い、好きなお菓子もいくつか荷物に入れました。これも意外に役に立ったそう。というのは、

食べ慣れているお菓子を用意したので、毎日1つ食べて味覚や嗅覚のチェックをしていた

そうです。

食品系は、水やお茶はホテルに用意されているそうなのでインスタントのコーヒーと、みずみずしいものが食べたくなるという書き込みを見て、常温保存できるゼリーを用意しました(※基本的に、常温保存できる食品は持ち込みできるようですが、果物などの生ものは持ち込みできません)。夫はいつもはほとんどゼリーを食べませんが、ホテルではすべて食べたそうなので、体がだるかったり、部屋が乾燥していたりすると、ちょうどいいのかもしれません。