地球の未来を考えた行動をする、SDGsという言葉が注目されています。けっして難しいものではなく、家事など普段の生活で気をつけられることはたくさんあります。
ブログでシンプルな暮らし方を発信している中山あいこさんに、SDGsにつながる、普段の生活のちょっとした工夫を教わりました。
SDGsのためにできること:エネルギーを大切にする
冬は、エアコンなどでついエネルギーをたくさん使いがち。小さなことでも積み重なれば、温室効果ガスを減らして地球温暖化のスピードを遅くすることにもつながります。
<ガスを使いすぎない>早めに火を止めて余熱で調理をする
すべての画像を見る(全13枚)10年以上愛用の鍋は、全面7層構造のため熱の回りが早く、保温効果も抜群。煮物は早めに火を止め、余熱で調理します。
「余熱調理だと味がゆっくりしみ込むし、煮くずれもしにくいんです」
<電気を使いすぎない>エアコンに頼らず暖をとる
家でテレワークする日が多いので、エアコンを使いすぎないよう、雪山でも使える登山用の靴下を、普段履きに。ほかにも、湯たんぽに足をのせるなどの工夫で温かく過ごしています。
湯たんぽは、そのまま火にかけられるステンレス製。
生活のなかで自然にSDGsへの意識を育てる
絵本を読みながら、「人との違いや多様性」について話すことも。
「男女、大人・子どもも関係なく、家事はシェアするのが当然」と、長男も積極的に家事をしています。
SDGsのためにできること:もっているものを長く使う
「ものが大好きで、もの選びが楽しい」というあいこさん。すぐ買い替えてムダが出ないように、できるだけ質のいいものを選び、修理やメンテナンスをしながら大切に使っています。
<洋服を少なく>カーディガン1枚を4とおりに着る
おしゃれな印象のあいこさんですが、じつは少ない洋服をさまざまな方法で着こなしています。なかでもヘビロテしているのが、「モンサカタ」のシンプルなカーディガン。
「こうすると4とおりのおしゃれが楽しめます」
普通に着た状態。
ストールとして。
後ろ前に着た状態。
Vネックにアレンジした状態。
<洋服を少なく>子どものボトムスはなんにでも合う“紺”のみ
子どもの洋服を増やしすぎないための方法として、「ボトムスは紺色のパンツ」と決めているそう。
「紺ならどんなカットソーとも相性がいいし、汚れも目立ちにくいんです」
<長もちさせる>革靴はオイルを塗って、傷はクレヨンでカバー
「使い込むほどに表情が変わっていく革製品が好き」というあいこさん。長く愛用するために、こまめにオイルでお手入れ。小さい傷は自分で補修し、自分でできない部分は修理に。
ヒールのかかとが傷ついたときは、同じ色のクレヨンを塗ると目立たない。
「ラナパー」という天然由来のオイルでときどきお手入れして、ツヤ出し。
<買い替えを減らす>壊れにくいもの、修理できるものを選ぶ
ものを選ぶ基準は、「耐久性」。さびたり、劣化しにくい素材を選びます。
「部品を追加注文できたり、修理ができる」のも大切なポイント。
「買い替えの手間が省けるし、長い目で見れば節約にも」
ピンチハンガーだけでなく、物干し竿やピンチも丈夫なステンレス製。
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