『最遊記歌劇伝』の孫 悟空役を始め、数多くの人気キャラクターを演じ、現在の2.5次元ブームを牽引してきた俳優・椎名鯛造さん。休日の過ごし方や結婚観など、意外な素顔を語ってくれました。
すべての画像を見る(全1枚)椎名鯛造さんに直球質問!「だれかに目標とされる俳優になりたいです」
●基本的なルールを守れない人が許せないんです
Q1.転機になった出演作品は?「芝居について考え直せ」と演出家の方に怒られた、舞台『パッチギ!』だと思います。とても厳しく指導してくれる演出家さんだったので、怒られているときは不安でやめたくなるくらい落ち込んで…。そんな稽古を乗り越え、ゲネプロ(本番前の通し稽古)を役者仲間に観てもらったら「すごくすてきだったよ」という言葉をもらって、それが自信になって。それからは本番がより楽しく感じられるようになりました。
Q2.後輩俳優たちから“カンパニーのお母さん的存在”と慕われているそうですが、人と接するときに心がけていることは?心がけていることはとくにないのですが、基本的なルールを守れない人が許せなくて。ゴミの分別とか楽屋の使い方とかに口うるさいんです(笑)。お母さんって言われるのは、たぶんそういう理由かな。たとえば、ビンと缶のゴミ箱にペットボトルが混ざっているのに気づくと、「なんで分別しないの?」って後輩に注意せずにいられなかったり(笑)
Q3.今後、俳優として目指すところは?椎名鯛造になりたいって、だれかに目標とされるような役者になりたいです。僕はアクションしか得意なものがないんですけど、アクションが得意な子が、「椎名鯛造のようになりたい」と言ってくれたら役者冥利につきます。
●理想の女性のタイプは「家庭を安心して任せられそうな人」
Q4.休日の過ごし方は?お酒を飲まないので進んで飲み会とかも行かないですし、あまり出歩くことはなくて…。2~3日休みがとれたら旅行に行きたいですね。暖かいところが好きなので、沖縄にはけっこう行っていて、将来的には住みたいぐらい好きかな。1日とか半日休みというときは、岩盤浴やマッサージに行って、休養してます。30歳を過ぎてから、ちゃんと自分の身体にお金を使ってあげようという考えが芽生えました。
Q5.仲のいい俳優は?最近、いちばん連絡をとっているのは後輩の和田雅成です。5歳年下とは思えないくらいしっかりした性格なので相談もしますし、一緒にいて居心地もよくて。第1印象は、無口でとっつきにくそうだなと思っていたのですが、『劇団シャイニング』という作品で共演したときに、おもしろいやつだなと気づいて、そこから共演が増えて今のように仲よくなりました。
以前彼がミュージカル『薄桜鬼』で土方歳三を演じたときには、2人で函館に土方の足跡をたどりに行ったこともあります。
子どもがすごく好きなので、安心して家庭を任せられそうだなという人に惹かれます。今33歳なのですが、周りの友達は結婚し始めて、子どもがいる人も増えてきて…。それを見ていると、結婚願望も出てきました。姉が2人いて、甥と姪が5人いるんですけど、もうかわいくてしょうがなくて(笑)。結婚より、早く子どもが欲しいのかもしれないですね。
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ESSE3月号では、椎名さんの主演舞台『最遊記歌劇伝-Oasis-』への意気込みや、2.5次元舞台の魅力も語ってくれています。
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【椎名鯛造さん】
1986年、岐阜県出身。2008年、舞台デビュー。舞台『刀剣乱舞』、ミュージカル『薄桜鬼』を始め、高い身体能力を武器に多数の2.5次元作品で活躍。’20年2月2日~9日上演の『最遊記歌劇伝-Oasis-』に主演。’20年4月上演のミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇に出演。特技は体操・殺陣(たて)