「外食の回数が減った」という質問に「はい」が4割、「いいえ」が6割

3人家族の食卓
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続いて、外食に関するアンケートを実施したところ、以下の結果に。

増税後、外食の回数は減りましたか?
・はい 102人(38%)
・いいえ 163人(62%)

●増税後の心境の変化。テイクアウト利用者が増加中!

軽減税率のため、食料品は8%ですが、外食には10%の消費税がかかります。「まずなにより、外食をしようという気持ちがなくなりました」(Aさん・27歳)など、食事スタイルが変わった家庭も多数見られました。

「外食を控えるため、炊飯器のスイッチを入れてから出かけるようになりました。帰りが遅くなっても総菜を買ったり、レトルト食品を使うようにして、家での食事が増えました」(Iさん・44歳)

「カフェ巡りが趣味ですが、なるべくテイクアウトするようになりました」(Fさん・37歳)

●「イートイン脱税」のあおりも…

テイクアウトの税率で買ったものを、お店でイートインする行為を指す「イートイン脱税」。読者も無関係ではいられないようです。

「家で食べるつもりで買ったパンを、子どもが『今食べたい』とあけてしまった。1歳なので我慢もできず、言い聞かせてもおさまらない。引き返して差額を払おうにも、レジが激混み。ダッシュで店を出ました…」(Kさん・34歳)

「店員さんも不慣れで仕方ないことですが、テイクアウトかどうかの確認がないまま、10%でお会計されたことが。そんな経験をしたので、レシートはその場で確認するようになりました」(Sさん・35歳)

「大好きだったパン屋さんが、イートインをやめてしまって残念」(Iさん・29歳)

●家ごはんのよさを実感中

最後にご紹介するのは、増税前は外食が多かったけど、現在はできるだけ持ち帰りを利用するようになったという意見。

「お店で食べるおいしさもありますが、自宅でラクな格好で、テレビを見ながらつつくテイクアウト料理もかなりいいものです。今では外食より持ち帰りの方が好きなくらい」(Tさん・36歳)

環境の変化に合わせて、食事スタイルや買い物の仕方を柔軟に変えていく…アンケート結果からは、地に足がついた生活者の姿が垣間見えました。