自信がもてない、過去の失敗を気にしすぎる…。そんな傾向がある人は自己肯定感が低いのかもしれません。遺伝や育った環境からも影響を受ける自己肯定感ですが、トレーニングをすればだれでも育てることができます。
今日から始める! 自己肯定感を育てる10のトレーニング
深く考えず、ルーティンのように習慣化するのがコツ。やりやすいものからどんどん試して、自分に合う方法を見つけましょう!
●1.過去の失敗とそのときの感情を紙に書き出してみる
すべての画像を見る(全5枚)ツイッターのように140字程度で、端的にまとめるのがポイント。「こんなことで失敗して、悔しかった、悲しかった」と過去の出来事と、そのときの自分の感情を正直に書いてみましょう。本当の感情をさらけ出せるようになることが目的なので、詳細は書き込まなくてOK。モヤモヤする気持ちを思いきり吐き出して。
●2.家族ではなく自分のためにお金や時間を使ってみる
自己肯定感が低い人は、食事も家族が食べたいものを優先してしまい、本当に自分が食べたいものをあと回しにしている傾向が。自分の気持ちを取り戻すためにも、家族や友人ではなく自分に対してお金や労力を使ってみましょう。小さなことでも、続けるうちに自分自身が価値のある存在だと思えるように変化していきます。
●3.過去の思い出のものを思いきって処分する
過去のいやな記憶から逃げられないのは、思い出がしみついたものが手元にあるから。アルバムや手紙、ぬいぐるみなど、過去の自分と結びついたものを思いきって処分してみましょう。人間の脳は便利にできており、すべて捨てようとしても本当に大切な思い出の品だけは手元に残るので安心して。深く考えずに捨てましょう。
●4.無責任になってみる
責任感が強すぎて、自ら自分を責めていませんか? たとえば職場で上司につらく当たられたとき。自己肯定感が低い人は、「きっと私がなにかしてしまったんだ…」と思いがち。こんなとき、無責任に「職場で不機嫌になるなんて、大人げないなあ」と思えば、責任感を上手に手放せて、ぐっとラクになれますよ。
●5.目を閉じて自分の姿を思い浮かべる
自信のなさから、人前に出るのが苦手な人が多いのも自己肯定感が低い人の特徴です。そこで目を閉じて自分の姿を思い浮かべてみましょう。家事の合間や移動中など、一日に何度も自分の姿を頭のなかにイメージしてください。自分の姿がハッキリと認識できると、いたずらに他人の目線を怖がる必要がなくなります。
●6.街のなかで、他人にどう思われているのか考えない
街のなかで「私はどう見えているんだろう?」と考え、「ダサいと思われているかもしれない…」と不安になってしまう。こんな負のループを起こしていませんか?
他人が考えている本当のところは、想像ではわかりません。他人の目をとおして、自分を確認するのをやめれば「自分の姿は、自分でしかわからない!」と自信がもてるようになります。
●7.自分が本当に欲しいものをイメージする
自分が本当に欲しいものをイメージ。高級マンションでも、ブランド物の服やバッグ、最新コスメでもなんでもOK。自分の気持ちにうそをつかないことが大切です。他人と自分を比べることやなにか落ち込むことがあるたびに、自分が本当に欲しいものを頭に思い浮かべるだけで、自分を肯定する気持ちが育っていきます。
●8.いい子ちゃんをやめてみる
気づかいができる「完璧な人」になれば、自己肯定感は上がると思いがち。ですが、人には高尚な人や、高潔な人に嫉妬するという性質が。自分を下げて謙虚に振る舞うほど周りから攻撃され、自己肯定感が下がっていきます。ほめられたら「ありがとう」と素直に受けとるなど、いい子ちゃんをやめることで、周りの反応が変わっていきます。
●9.トイレ掃除を毎日する
トイレ掃除は、家のほかの掃除とは少し異なる性質が。排泄をする汚い場所であるトイレとしっかり向き合うには覚悟が必要で、それは自分自身の汚い部分と向き合えるかという点と合致します。見たくないものと向き合い続けることで、徐々に自分のダメな所も受け入れられるようになっていきます。
●10.集団のなかで正直なランクづけをしてみる
職場やママ友など周りの人たちを自分も含めて、正直にランキングしてみてください。「料理がうまい」「体力がある」など、どんなことでも大丈夫。意外にも自分がランキングの上位にいませんか? そしてそのランキングどおりの態度で周りと接してみて。相手に迎合しすぎない態度で過ごすことで、意外にも物事がスムーズに運ぶはずです。