リースに代わって、最近人気なのが「スワッグ」。グリーンや花を束ねてつるすもので、おしゃれでインテリアになじみやすく、また自分でも簡単につくることができるのが人気の秘密。

今回は春の花でつくるスワッグをご紹介。材料の選び方や、束ね方のコツを、フラワーデザイナーの梅田佳苗さんに伺いました。

今回は春の花でつくるスワッグをご紹介
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春の花&グリーンでスワッグ!家でも簡単につくれます

スワッグは、海外ではリースと同じくらい親しまれています。ナチュラルで気取らない雰囲気が、インテリアにも合うと、日本でも話題に。

リースよりも簡単な、そのつくり方を紹介してもらいました。

●材料選びの基本は「ドライフラワーになるもの」

とにかく「ドライフラワーになるもの」を選びましょう。元からカサカサした質感のもの(水分が少ないもの)はドライフラワーになります。
スターチスがその代表格。ドライになっても見た目があまり変わらないので、屋外で環境の厳しい場所におかれる仏花としてもよく使われる花です。

逆に基本的には、球根花はドライには向きません。チューリップはドライになる過程で散ってしまうことがほとんどなので、上級者向きです。

【材料】

【材料】

今回選んだ材料はこちら。左から、レモンリーフ、アストランティア、バラ、クラスペディア、トリフォニウム、ユーカリ。ちなみにミニスワッグなので少なめに買って、約1500円の材料費でした。

スワッグをつくるときの材料は、大きく4つに分けられます。今回の場合は以下のようになります。

・ベースになるグリーン:レモンリーフ、ユーカリ
・ベースになる主役のお花:バラ
・脇役の小花:アストランティア
・変わり種:クラスペディア、トリフォニウム

それぞれの役割と選び方は、ここから説明していきます。

●材料選びのコツ1:ベースになるグリーン

スワッグを形づくるベースとなるグリーン。レモンリーフやクリスマスリースの土台によく使われるヒバがいいでしょう。春なら手に入りやすいユーカリもおすすめです。ユーカリには今回使用した丸葉のほかに、成長すると細長い葉になるポポラスという品種もあります。グリーンのアジサイを使ってもすてきです。

●材料選びのコツ2:ベースになる主役のお花

全体の中でパッと目をひきつつ、雰囲気のベースとなるものです。スタンダードとして初心者にオススメなのは、やっぱりバラ。最近は種類も豊富で、大きさも色も選び放題です。

ドライにできるカーネーションや、これから花屋さんに並び始めるアンティークカラーのアジサイもおすすめ。

●材料選びのコツ3:脇役の小花

スワッグにニュアンスを与える小花。今回はアストランティアを選びましたが、春ならミモザやマトリカリア、またフランネルフラワーやスイートピーもいいでしょう。

●材料選びのコツ4:変わり種

雰囲気を引き立てるため変わった形や色、実ものなどを使います。今回は真ん丸のクラスペディアと長細いトリフォニウムをセレクト。

春の花でスワッグをつくってみよう!

材料となる花とグリーンを選んだら、さっそくスワッグづくりをスタート。ポイントは、「空気がとおるように」です。

【つくり方】

(1) ベースのグリーンを長めに持ちます。

(1) ベースのグリーンを長めに持ちます。

(2) 次に、主役の花を手前に、さらにその後ろ高めもしくは手前低めに脇役の小花を配置します。

(2) 次に、主役の花を手前に、さらにその後ろ高めもしくは手前低めに脇役の小花を配置します。

ぴょんぴょんと飛びだすように配置しましょう

(3) 変わり種のグリーンは、最後にバランスを見て、ところどころに、ぴょんぴょんと飛びだすように配置しましょう。空気がとおるようなイメージです。

ぎゅうぎゅうにつめすぎないのが、見栄えをよくするポイントです。

葉っぱごと麻ひもでぎゅっと縛ること。

また通常のブーケとは違い、握った場所の葉を取らず、葉っぱごと麻ひもでぎゅっと縛ること。
そうするとドライになって茎が細くなっても、ひもが落ちることがありません。

●風通しのいい場所に飾る

風とおしのいい場所に飾る

飾る場所は風通しのいいところに。私のおすすめは時計の横です。時間を確認するたびにスワッグが目に入り癒されます。

花屋さんで、ドライになるお花をお好みで選んで、ぜひスワッグづくりに挑戦してみてください。