秋も深まり、ますますおしゃれが楽しい時季。コートやニットなど、新しい洋服をたくさん買いたくなりますね。その一方で、洋服はシーズンごとに新調してもいても、下着は同じものを着っぱなし…という人、じつは少なくないのではないでしょうか?
ランジェリーブランド「emeth」オーナーの中島絹代さんによると、「ボディラインのことを考えたら、劣化した下着はもちろん、体型に合わない下着をつけ続けることも絶対にNG。女性の体型は、自分が思う以上に変化しているので、できれば3か月、最低でも半年に1回はサイズを測り直してほしいです」。正しい下着選びについて、中島さんに詳しく伺いました。
「少しきついくらいがいい」は大間違い!下着は定期的に見直しを
そもそも「下着は少しキツいほうがきちんとホールドされている感じで安心」というイメージを抱いている人がいますが、それは間違い。「キツさを感じず跡も残らない下着こそ、ボディラインを崩さない、体に合った下着。アンダーが小さい下着をむりやり着け続けると、ボディラインが崩れ、胸が離れてしまう原因になるので要注意です」。跡が残るほどアンダーがキツいブラを着け続けると、アンダーの上に肉が乗って段々になり、その段々が消えなくなってしまうことも。締めつけは血液やリンパの流れを阻害するので、健康面でもNG。ショーツの場合も、伸びたものをはき続けていると、肌が乾燥気味の人は摩擦でこすれ、太ももの付け根などに黒ずみができやすくなります。適切なサイズで、跡も残らない下着を選ぶのが大事です。
高級な下着なら耐久性も高いかというと、それも間違い。値段は関係なく、3か月も使えばアンダーベルトが伸びてくるものなので、やはり定期的な見直しが必要なのです。
ちなみに、最近はやっている、ノンワイヤーのカップつき下着も、長くつけ続けるとバストのボリュームが減ったり垂れたりするおそれが。「運動をするときなど1~2日つけるぶんには問題ありませんが、長い間それしかつけていないとなると、確実に体に影響が出ます。ワイヤーが苦手だったりラクさを求めたりしてブラトップを愛用する人もいますが、やはりブラジャーはサイズと形が自分に合っている、ワイヤー入りのしっかりホールドしてくれるものがベストです」。
毎日つけるものだからこそ、じつはこだわりたい下着。健康と体型維持のためにも、適切な見直し&買い替えを心がけましょう。