ダイエット目的のウォーキング。朝の起き抜けに歩いている初心者も多いのでは? これに警鐘を鳴らすのは、肥満治療専門の北星クリニック理事長で医師の島野雄実先生。

ウォーキング法
すべての画像を見る(全1枚)

空腹のままの運動は、食事のとりすぎにつながる!

「空腹でエネルギーが枯渇した状態で歩くと、体に負担をかけることに。体の衰えを感じてウォーキングを始めたような人は、続けるのがつらくなることもあり得ます」。

運動前の食事には、大切な意味があります。「空腹のままでは、ウォーキングのあとに食事をとりすぎることにつながって、ダイエットに逆効果です。これを防ぐためにも、先に食事を」。

もっとも食後すぐは、胃腸が活発に働いているので運動は避け、食後30分~1時間に歩きましょう。また、効果を上げるには、歩き方や頻度にも注意。

「背筋を伸ばし、早歩きの速度で歩くのが目安。週1度何時間も歩くより、短時間でもできるだけ毎日歩く習慣を。週5回、30分なら続けやすいですよ」。