家事も片づけもまったできなかった経験から、日々暮らしのプチストレスを見直している、整理収納アドバイザーの三條凛花さん。毎日の家事も、「整える」視点をもつことで、グンとラクになるのだそう。

布団に湿気がこもりやすい梅雨どきに役立つ、地味に面倒な布団カバーかけの効率的なやり方を教わりました。

布団カバーをかけるのが劇的にラクになる方法

布団カバーを洗濯したあと、かけ布団につけ直す作業が好きではありませんでした。カバーと布団を固定するために結ぶひもが曲者です。とくにセミダブルになってからは前より縦横がわかりにくく、さらに部屋が狭いのであまり広げることもできないため、イライラしながら何度もひもを結び直していたのです。

さて、今回ご紹介するのは、かけ布団とカバーの「ひも」の組み合わせを一瞬で判別するやり方。この方法には事前の準備が必要です。一度だけ縫いつける手間がありますが、これからのストレスがぐっと減りますよ!

●布団カバーにボタンを縫いつけて準備

布団カバーにボタンを縫いつけて準備
布団カバーにボタンを縫いつけて準備
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まず、今つけているカバーをはがします。そのとき、布団本体とカバーの対応する部分をチェックし、同じ色のボタンを縫いつけます。
準備はこれだけ。あとは、かけ直すときにトランプの神経衰弱ゲームのように、同じ色のボタン同士を探して目印にすればいいのです。

●色合わせボタンを使った簡単なかけ方

色合わせボタンを使った簡単なかけ方
色合わせボタンを使った簡単なかけ方

色合わせボタンを利用して、簡単につけるコツをご紹介しましょう。

掛け布団カバーをつけるとき、まずはカバーを裏返しにします。そして、ファスナーからもっとも遠い部分のひもから色合わせをはじめるのです。ファスナーのない面のひもすべてを結び終わったら、掛けカバーのなかに手を入れて、ひっくり返します。あとは残ったファスナー側のボタンを探しながらひもを結んでいくだけ。

このように色で判別できるようにしておけば、家族にお願いしたいときもわかりやすいですし、子どもと一緒に「神経衰弱ゲームだよ」とやってみても楽しいかもしれませんね。

仕事や育児で忙しい日々を送る方にこそぜひおすすめしたい、布団カバーかけをラクにするひと手間。ぜひ試してみてくださいね。

【三條凛花さん】

ライター、整理収納アドバイザー。夫、子どもの3人+2猫暮らし。家事をムリせず楽しく続ける工夫を発信。2017年3月に初の著書『

時間が貯まる 魔法の家事ノート

』を出版。ブログ

「365日のとっておき家事」