「普通のマンションのベランダでもプランター栽培は十分楽しめます」というベランダ菜園セラピストの宮田範子さん。日照時間が長くなり、気温も上がってくる春先は初心者も野菜づくりに取り組みやすいシーズンなのだそう。
料理のアクセントに欠かせない「パセリ」も、ベランダで育てれば、とれたてを味わうことができ、驚くほど香りがよいとか。この春、気軽にチャレンジしてみませんか?
料理のちょっとしたアクセントにお役立ち「パセリ」
すべての画像を見る(全6枚)虫がつきにくく、育てやすいパセリ。栽培すると、その香りの高さに驚きます。「刻んで料理に使ったり、トッピングにもいいですね。苗から育てれば、さらに早く収穫できます」(宮田さん)。
[パセリについて]
・科目:セリ科
・なにから育てる?:種から
・栽培開始時期:3~9月
・収穫までの期間:約2か月
・水やり:朝1回、夏季のみ朝夕2回
・置き場所:日当たりのよい場所。ただし暑さに弱いので、夏は涼しい場所に置くか日よけをする
[必要なもの]
・深さ10cm程度の鉢
・培養土
・液肥
[育て方]
(1)種まき
容器に土を入れ、中央に人さし指で深さ1cmほどの穴をあけて2、3粒種をまき、軽く土をかぶせる。そのあと、たっぷり水やりを。
(2)発芽
3日~1週間ほどで5mm程度の小さな双葉が出る。
(3)間引き収穫
5cm程度まで成長したら、元気のよい1本を残してほかを抜き取る。間引いたものは、食用に。
(4)収穫&追肥
発芽から2か月半~3か月ほどたち、本葉が10枚程度になったら、外側の葉から随時、根元を2~3cm残して収穫する。中心部分の葉を常に5枚くらい残しておくと継続的に収穫できる。同時に液肥の追肥を始める。
とれたてパセリでつくる!「キノコのエスカルゴバター炒め」
みじん切りにしたパセリと、おろしニンニクをバターに混ぜた「エスカルゴバター」は、いろんな料理に使えて便利。「このバターでエリンギとシメジを炒めただけで、ワインによく合うイタリアンな一品となります」。