広島と東京で大人気のお好み焼きの名店に、その秘伝のつくり方を教えてもらいました!お店みたいな絶品広島風お好み焼きが、ホットプレートで完成。この味、絶対ハマりますよ!
本場の味を人気店が指南!ホットプレートでおいしい広島風お好み焼きをつくる3つのポイント
すべての画像を見る(全10枚)・キャベツは細切りでたっぷりと
・生地はできるだけ薄く焼く
・麺はカリカリになるまでしっかり焼く
広島風お好み焼きというと、お好み焼きに焼きそばが入ったもの、と思いがちですが、じつはちょっと違います。
「生地に具を混ぜないのが、関西風との最大の違い。クレープのように薄~く焼いた生地に、野菜や焼きそばなどのたっぷりの具を段々に重ねるのが広島流。ボリューム満点だけどヘルシーで、いくらでも食べられますよ」と、お好み焼きの名店・ヒロシマ 大衆鉄板酒場ちんちくりん 新橋2丁目店の林 恭平さん。
ホットプレートで温度を調節しながら焼けば、家庭でもお店みたいな広島風お好み焼きが実現。「広島風は、イカ天(スナック菓子)、魚粉、ソースが決め手。ぜひ家族でワイワイつくってください」。
野菜たっぷりで人気NO.1 ちんちくりん焼き
[材料](4人分)
・お好み焼き粉 100g
・豚バラ薄切り肉(長さを半分に切る) 4枚(約80g)
・中華蒸し麺(細麺) 4玉
・水 130cc
・サラダ油 適量
・キャベツ(細切り) 700g
・タマネギ(縦薄切りにし、水にさらして水気をきる) 40g
・塩 適量
・ガーリックパウダー(あれば) 適量
・天かす 40g
・魚粉(またはカツオ節粉) 適量
・モヤシ 100g
・ラード(またはサラダ油) 適量
・卵 8個
・青ジソ 8枚
・イカ天(スナック菓子・ひと口大に割る) 60g
・お好み焼き用ソース(市販品) 適量
・万能ネギ(小口切り) 120g
・いりゴマ(白)、青のり粉 各適量
[つくり方]
1.生地をつくる
ボウルにお好み焼き粉を入れ、分量の水を少しずつ加えながらよく混ぜる。粉っぽさがなくなったらサラダ油小さじ1を加えて混ぜる。サラダ油を加えるとのびがよく、薄くパリッと焼き上がる
2.生地を薄く焼く
ホットプレートを150~160℃に予熱し、1の生地をお玉に半分ほど流し入れ、素早く直径20㎝ぐらいの円形に薄くのばす。お玉の背でくるくると円を描くように。多少穴があいても気にせず、素早く!
3.具材をのせる
2の上にキャベツ1/4量をこんもりとのせ、タマネギ1/4量をのせる。塩とあればガーリックパウダーをふって天かす1/4量を散らし、魚粉をふり、モヤシ1/4量をのせる。水にさらして辛味を抜いたタマネギをひとつまみ。甘味が出て奥深い味わいに
4.豚肉をのせてひっくり返す
3に豚肉1/4量をのせてラードを少しかけ、ヘラ2本でひっくり返し、温度を170~180℃に上げる。上の生地を外して具材の中央に穴をつくり、生地を元どおりかぶせる。具材の中央をあけると蒸気が回り、ムラのない蒸し焼きに
5.端で目玉焼きをつくる
4を片面に寄せ、端の方に卵を1個割り入れ、目玉焼きをつくる。
6.麺を焼く
温度を160℃に下げ、ホットプレートのあいたところに麺1玉をほぐし入れ、サラダ油、塩、あればガーリックパウダーを各少しふる。さっと炒めて薄く広げ、パリッと焼き色をつける。麺は袋のまま手でもみ、よくほぐすとスピーディーに炒められる
7.麺に青ジソとイカ天をのせる
麺を生地よりやや大きめの円形に整え、青ジソ2枚とイカ天1/4量をのせる。イカ天が、広島風お好み焼きの味の決め手。なければイカ入り天かすでも
8.麺の上に生地と野菜を重ねる
4の生地をめくってキャベツに透明感が出ていたらOK。ヘラ2本で7の麺の上にのせる。
9.卵を薄く焼き、生地と具材をのせ、引っくり返す
温度を150℃にし、あいたところに卵1個を割り入れる。黄身をくずしてヘラの背で素早く薄い円形にのばし、8をのせてひっくり返し、形を整える。卵は固まらないうちに具材にのせることで麺にしっかりとくっつく
10.ソースを塗って目玉焼きをのせる
9にお好み焼き用ソースをたっぷりめに塗り、万能ネギ1/4量をのせ、ゴマと青のりをふり、5の目玉焼きをのせる。皿に取り、残り3枚も同様につくる。
【完成】ソース、万能ネギをたっぷりのせるのがちんちくりん風
【ヒロシマ 大衆鉄板酒場ちんちくりん 新橋2丁目店】
1999年創業。広島7店舗のほか、2012年から東京にも進出。本場の味を忠実に提供するため、スタッフは全員広島県出身。おつまみメニューも充実
http://www.chinchikurin.com/