幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。
わが家から少し車で行ったところに、
「沖縄宝島ぽっぽ町田店」という沖縄のおいしいものを売っているお店がありまして。買い出しのときに、よく立ち寄っているのですが、ある日、菓子パンが山積みで売られていました。聞けば、沖縄の離島・宮古島のご当地パンなんだとか!いくつか購入したなかから、とっておきの2つをご紹介します。
おいしくて楽しい宮古島のご当地パンを発見!
●しかくパン
なんだか名前もパッケージデザインもかわいいな…。「しかくパン」ってそのまんまの名前でかわいいな…。なんて思いながら購入、おうちで早速いただきました。
パッケージの表面側はスポンジみたいな生地で、裏面側がパン生地になっているという不思議な包装。気になるお味は…。スポンジケーキのような甘い生地と、ふわふわのパン生地に、バタークリームかな?じゃりじゃりとしたお砂糖の感じられる、懐かしい味わいのクリームがはさまっていました。けっこう大きいので、切り分けて娘たちと一緒に食べました。食べごたえ、かなりありますよ。
●うず巻パン
そしてこちらも見た目そのままのお名前。「うずまき」でもなく、「うず巻き」でもなく、
「うず巻」
というところがぐっときました。
こちらも砂糖がじゃりっとした白くてあまーいクリームを、ふわふわのパンでロールしたなんともかわいらしい見た目。あとで聞いたのですが、フライパンでこんがり焼いて食べるのもおいしいそうです。今度出合ったら試してみようと思います。
私が購入したこの2つのパンは、宮古島の
富士製菓パンというところのもので、通販で購入もできます。宮古島だけでなく、沖縄は独自の菓子パンがたくさんあるようで、とっても気になりますね。
そんな私が、今一番推しているお菓子は、こちらの「新垣ちんすこう」。
<おまけ>
みなさん、ちんすこうお好きですか?じつは私、以前はあまり好きではなかったのですが、この「新垣ちんすこう」をいただいたとき、「あっ、ちんすこうってこんなにおいしいんだ!」と驚き、大好きになりました。
新垣ちんすこう。本当においしい、ああ止まらない…。
【幸栄(ゆきえ)】
1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘のをもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、
toiroを始める。 著書に『
「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『
パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『
あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある。