部屋のおしゃれのために雑貨を衝動買いしたものの、どう飾ったらいいかわからない!ディスプレーしたものの、なんだかしっくりこない!プランなしに並べただけでは雑貨の楽しさが半減することも。空間をおしゃれに彩るには、ちょっとしたルールを守る必要があります。インテリアのプロにお話を伺いました。

ルールを守れば雑貨の存在がぐっと引き立つ!

●同じ作家の作品でまとめることで、見た目の統一感を出す

同じ作家の作品でポストカードを飾る
すべての画像を見る(全6枚)

 ポストカードを例に説明しましょう。「何枚かまとめて飾る場合は、同じ画家や写真家が手がけたものを選ぶだけで、自然にテイストがそろって見えやすくなりますよ」(北欧雑貨店オーナー・おさだゆかりさん)。もしも異なる作家の作品も飾りたい場合は、位置をちょっと外して演出方法を変えるなどすると、統一感を壊しません。

●小さいものはペアにしてかたまりにすると、まとまりあるディスプレーに

小さいものをペアにしてまとまりあるディスプレーに

 絶妙なセンスで並べることができれば話は別ですが、小さな雑貨を複数飾るとパラパラ見えてしまいがち。そんなときは、2つずつそろえて飾ると「棚全体にまとまりがある印象に」(おさださん)。リズムも生まれます。

●風と光を感じさせる場所に置いてみる

揺れるモビールで外の空気を呼び込んで

 さわやかに風で揺れるモビール。「戸外の空気を感じたいので、ダイニングの天井に取りつけてみました。ライトに照らされる夜は、ゆらゆらと楽しい影をつくります」(スタイリスト・澤入美佳さん)。動きのあるアイテムは、風や光を生かして置いてみましょう。

●強い色彩の絵を淡白な空間のアクセントに

強い色彩の絵を階段のアクセントに

 たとえば階段をのぼりきったところを大好きな絵で彩ります。「インパクトのある色使いに引きつけられて自然と視線が上を向き、階段を上がるのが楽しくなります」(澤入さん)。シンプルな背景に、小さいながらもヴィヴィッドな色彩が加わることで印象的なスペースに。

 いかがでしたか?紹介したルールは、飾る雑貨が変わっても応用が効きます。ぜひお気に入りで、試してみてくださいね。

●教えてくれたインテリアのプロ

【北欧雑貨店オーナー:おさだゆかりさん】

雑貨ブランドでバイヤーを経験したのち、2005年にオンラインショップと予約制の店舗『SPOONFUL』を運営。

http://www.spoon-ful.jp/
おさだゆかりさん
おさだゆかりさん

【スタイリスト:澤入美佳さん】

料理や雑貨などのスタイリングを手がけ、数多くの女性誌で活躍中。著書に『

雑貨&インテリアレッスン

』(フレーベル館刊)ほか

澤入美佳さん
澤入美佳さん