これまで海外7か国に住み、海外事情や異国文化に関する執筆も多いイギリス在住のライター、ボッティング大田朋子さん。今回は、イギリスの家庭でインテリアによく取り入れられているキャンドルについてレポートします。
ぜひ参考にして、キャンドルを日常に取り入れてみませんか? 揺らめく炎を眺めるだけでも、温かい気持ちになれるもの。気分を上げて、寒い冬を乗りきりましょう。
夜だけでなく、昼にも!イギリス家庭のキャンドル使いをマネしたい
海外で友人宅におじゃますると、毎日の生活のなかにキャンドルをうまく取り入れているなあと感心させられることがたびたびあります。生活をちょっぴり優雅に演出したり、気分を盛り上げる道具として、キャンドルをうまく使っているのです。
私も日常的にキャンドルを使えるようになりたいと思っていたので、今ではマネして、毎朝家の2か所にロウソクをともすのを日課にしています。
わが家には洗面所や台所など、1日に何度も行く場所なのに、日中でも光があまり入らなくて暗い部屋があります。薄暗いところは、どうしてもさみしい感がただよってしまいますが、ずっと電気をつけておくのももったいない。というわけで、そんな暗めの部屋にロウソクをつけて、ついでにアロマオイルを垂らすようになったのです。
ほのかな明かりが癒しになるし、アロマの香りのおかげで気分もほぐれて、一石二鳥! 前までは部屋が暗いのが気になっていたのが、今では暗さがかえっていい感じにまで思えてきたほど。
とはいえ、人気ブランドのキャンドルは、お値段もはります。そこで私は、毎日使ってももったいなく感じない程度のリーズナブルな値段のキャンドルを、キャンドル立てを活用して、すてきに見せるようにしています。
毎日キャンドルを使うのが面倒くさくならないコツは、マッチやアロマオイルをオシャレな小物入れに入れて、キャンドルの近くに飾っておくこと。一緒に使うものは分散させず、一か所にまとめると手間が省けます。
私は日本から持ってきた漆のお菓子箱と、キャンドルに見せかけてじつは中にマッチを入れられる小物入れに、マッチを入れて使っています。
友人はコショウなどの調味料の空きビンのラベルをかわいくアレンジして使っていました。好きなインテリアに合わせて、工夫してみても楽しいかもしれません。
ちなみに、子どもたちが家にいるときは、火を使わないLEDキャンドルライトを使っています。LEDキャンドルは帰宅が遅くなるときや、「電気をつけっぱなしにするのはもったいないけど、入ったときに真っ暗なのはイヤ」という部屋にも、かなり使えます。
暗い部屋に淡い明かりがあるだけでホッとしますし、ほのかな香りが迎えてくれるのっていいものですよね。