快適な収納に欠かせない間仕きり。カゴやトレーに代わって最近注目されているのが、「袋収納」です。比較的安価で手に入るうえ、汚れたらすぐに新しいものに取り換えられる、収納スペースに合わせて切ったり折ったりしてサイズを変えられるなど、とても便利。
ここでは、袋収納を家じゅうに活躍させている、「袋収納」の達人・平塚さん(愛知県・37歳)のキッチンを取材しました。
キッチンはオイルペーパー袋を駆使して使いやすい収納に
「袋収納」の紙や布の質感は、ナチュラル系インテリアと相性抜群。
「キッチンには水に強く、レトロ感もあるオイルペーパー袋を使っています」と平塚さん。使う場所に合わせて袋を選べば、統一感も出せて、家がお気に入りの空間になります。具体的な袋収納テクニックを見せてもらいました。
木の雰囲気を生かしたコの字型のキッチン。食材のストックや調味料は、出し入れがラクにできるよう、袋を使って収納に工夫を。
●調味料受けには、水に強い袋を使用
汚れや水に強く、丈夫なオイルペーパー袋を調味料受けに活用。
「調味料のビンは直接棚に置かず、10cmほどの高さに切った袋の上に。液だれしても棚が汚れず安心。汚れがひどくなったらそのままゴミ箱に捨てられて、便利です」
調味料はキッチンの角のデッドスペースに。掃除がしにくい場所だからこそ、袋を使って、汚れを予防します。
●根菜などのストックは、カゴと組み合わせて転がりを防止
タマネギやジャガイモなど、ごろごろした根菜類は袋とカゴを組み合わせることで、転がりを防止。
「粉ものなど、サイズもある重い食品は大きめの袋に入れ、下段にストックしています」
●シンク下の扉裏にはネットバッグをストック
排水口にかぶせて使うネットのストックは、布袋に入れシンク下の扉裏にスタンバイ。
「上から取りやすく、食器を洗ったあと、一歩も動かずネット交換ができるんです」
●オイルペーパー袋でキッチンに統一感を出す
木を基調にアイアンをポイント使いしたキッチンには、オイルペーパーの風合いが好相性。
「収納にはオイルペーパーの袋を使い、カラフルな食品パッケージや生活感のあるものを目隠し。インテリアに統一感が出ました」
パンや来客用のお菓子、茶葉などの軽いものはオイルペーパー袋に入れて棚の上段へ。ワイヤカゴに重ねて引き出しやすくする工夫も。
よく使うふりかけなどは包装紙のまま入れて。
「袋なら、高さを切って調整できるから、棚に合わせて収納できます」
●レジ袋をゴミ箱代わりに。取り換えもラクラク
勝手口の扉横にフックをつけ、レジ袋をつるしてゴミ箱代わりにしています。
「レジ袋のストックは、シンクの側面のトートバッグに入れているので、すぐに補充ができて便利です」
●レトロデザインの紙袋を収納としても飾りとしても
キッチンカウンターに、コーヒーグッズをまとめて収納。
「レトロなデザインにひかれて買った紙袋にコーヒーフィルターを入れ、飾りながらしまっています」。インテリアと収納をおしゃれに両立させています。