宝塚歌劇をこよなく愛するヘアメイクアップアーティストの山本浩未です。私、“TAKARAZUKA”を知って人生が変わりました! そんなTAKARAZUKAのすばらしさをみなさまにお伝えするべく、観劇の感想や、今後の公演への期待を綴ります。すべては私の妄想、個人的な感想&意見でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
Vol.6『ドン・ジュアン』
今回観てきたのは、KAAT神奈川芸術劇場・梅田芸術劇場で行われた『
ドン・ジュアン』。
スペインを舞台とした「ドン・ジュアン伝説」を、フラメンコをベースにした情熱溢れる曲でミュージカル化した今作。女と酒、そして快楽を求め続けるドン・ジュアン。ある晩、いつものように女との愛を愉しんでいた彼は、女の父である騎士団長の怒りに触れ、決闘に。闘いの果て、ドン・ジュアンは勝利を収めるが、騎士団長は「いつか、『愛』がお前への罰になるだろう」という言葉を残し、事切れる。やがてその言葉は呪いのように亡霊の姿を得て、ドン・ジュアンにつきまとうようになる…。
惚れた弱みだから、仕方ないと思わせる望海風斗さん
今、いちばん人気と言われてる望海風斗さん主演。愛を信じず愛に背かれた男ドン・ジュアン、実際あんな自分勝手で超傲慢な男とうてい受け入れられないんだけどね。望海さんならいいのよ、惚れた弱みだから仕方ない…って母のような愛で受け入れちゃうのでした。有沙瞳ちゃんのエルヴィラもとてもよかった!
【山本浩未】
宝塚をこよなく愛する乙女系ヘアメイクアップアーティスト。「生活者としてのキレイ」をテーマに活躍中。シンプルでわかりやすい美容理論を元にメイクアップ、コラムの執筆など連載を持ち、健康的で美しく暮らす、ライフスタイルが世代を超えた女性に支持されている。「
きれいは力」(幻冬舎刊)、「
美人メイク基本の“き”」(宝島刊)、「
同窓会で二番目にキレイになるには …」(小学館刊)など著書多数