宝塚歌劇をこよなく愛するヘアメイクアップアーティストの山本浩未です。私、“TAKARAZUKA”を知って人生が変わりました! そんなTAKARAZUKAのすばらしさをみなさまにお伝えするべく、観劇の感想や、今後の公演への期待を綴ります。すべては私の妄想、個人的な感想&意見でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
Vol.1 古代エジプトを舞台にした悲しい恋の物語『王家に捧ぐ歌 -オペラ「アイーダ」より-』
現在、福岡の博多座で公演中の『
王家に捧ぐ歌 -オペラ「アイーダ」より-』は、イタリアの大作曲家ヴェルディの円熟期のオペラとして有名な「アイーダ」を、宝塚バージョンの新たな脚本、新たな音楽で上演した作品。
舞台は古代エジプト。若き将軍ラダメス率いるエジプト軍によって捕えられ奴隷となった敵対国・エチオペアの王女アイーダ。2人は次第に惹かれあうが、その関係を知ったエジプト国王やラダメスの許婚のアムネリスが、それを許すはずがなく…。という、“悲恋”のストーリーです。
表に出さない努力や忍耐。白鳥のような美しい演技にうっとり
日帰りで行った宙組の博多座公演は、大劇場と比べて舞台も人数もコンパクト。ひとり何役も演じるから、主演以外のキャストが変わるのが楽しみのひとつなんです。今回は桜木みなと、蒼羽りく、瑠風輝など若手が主要な役を演じグンと成長してて…嬉しかぁ~♡ ひとりが何役も演じるということは、だれがどの場面に出てるかをチェックするって楽しみもあり、地方公演ならでは! 楽しいのだ。ぜひみなさま、若手キャストに注目してみて!
主演の朝夏まなと、まぁ様はとてもご立派で!!若きリーダーとして苦悩しつつ愛に生きる武将をすてきにカッコよく演じてます♡スラリとした体型でどの衣装もとてもよくお似合いなんだけど、衣装がどれも重くて大変なんだそう。美しく感動を与えるものは、白鳥のバタ足のように表には出さない努力や忍耐が必要なのだ!と、TAKARAZUKAを観るたびに私も己を戒めておりますの。そして、芝居とは全然違う世界観になる最後のフィナーレはTHE TAKARAZUKAでぐいーんと盛り上がる♡やっぱこれなのよね~!
●今後の注目作はコレ!
東京宝塚劇場での公開チケットが5月22日(日)に発売になる『
ME AND MY GIRL』。1930年代のロンドンを舞台に、青年ウィリアムが一人前の紳士に成長するまでを、恋人サリーとの恋物語を絡めて描いたロマンティックコメディです。 こちら、すでにムラ(宝塚大劇場)で公演中。何度も再演されてますが、今回の注目は役替わり。東京でAとB両方観る予定です。今から楽しみっ!
【山本浩未】
宝塚をこよなく愛する乙女系ヘアメイクアップアーティスト。「生活者としてのキレイ」をテーマに活躍中。シンプルでわかりやすい美容理論を元にメイクアップ、コラムの執筆など連載を持ち、健康的で美しく暮らす、ライフスタイルが世代を超えた女性に支持されている。「
きれいは力」(幻冬舎刊)、「
美人メイク基本の“き”」(宝島刊)、「
同窓会で二番目にキレイになるには …」(小学館刊)など著書多数