3 コンビニのパウチ総菜も買っておけばよかった

 前震のあと買ったのは、カップラーメン、グラノーラ、レトルトのおみそ汁、レトルトカレーなど保存がきくものばかり。

 でも実際に必要だったのは、おにぎり、パンやコンビニオリジナルのパウチ総菜(パウチパック形態のおかず)といったすぐに食べられるもの。特に、パウチ総菜はショウガ焼きや煮物など種類が豊富なうえ、調理が簡単!そのまま食べられるサラダなども充実しています。おにぎりやパンは不足なりにも、避難所で手に入るので、総菜があれば味気ない食事に彩りが生まれ、荒んだ心も安らぎます。被災時の食事は、かなり気持ちを左右します。もちろん避難が優先ですが、買い物ができる状況であればすぐに食べられるものを購入するのがよいと思いました。

4 使い捨てカイロを持って出ればよかった

 義姉は毛布にバスタオル、コートを用意していたのですが、一時的に避難した公園は露で地面が濡れ、風よけもなかったため春とはいえ想像以上に寒かったそう。バッグには準備していたものの、実際には大きな荷物はおいて、貴重品バッグのみ持って避難。コートのポケットに入れておけば!貴重品バッグに入れておけば!と後悔したようです。手袋、ニット帽などもいいけれど、子連れなのでかさばらないものが◎。

5 お風呂に入っておけばよかった

 これも、私だけでなく、まわりでもよく耳にしました。熊本には3世代家族も多く、孫や子どもを優先してのんびりしてたらお風呂のタイミングを逃した、という人も。私も部屋の片づけや保存食の買い出しなどを優先したのですが、少しでも余裕ができたらすぐにお風呂に入るべきだった! お風呂に入れないと気分転換もできないし、髪や体臭はダイレクトにくるので、臭いとどうしても後悔がずっとつきまといます。お風呂は無理でもウエットティッシュなどで体をふくだけでもすごくストレスが軽減すると思います。

 以上が、震災を経験してみて感じたことです。ちなみに2に関しては、保存用の飲み物を1本でも消費していたら違っていたかも?とは思います。しかし、前震直後にトイレや今後のことを気にして飲み控えしていたのも確か。防災イベントでもらった給水袋を持参する人もいたので、こうしたイベントに面倒くさがらずに出ていれば…という後悔もしました。

 本震から6日目。今もときおり震度3~5の余震があり予断を許さない状況ですが、これからも感じたことを報告したいと思います!