卵とバターを使わないパン教室「toiro(トイロ)」を主宰する幸栄さんの暮らしのエッセー。

2人の娘をもち、簡単につくれるおやつや、だれでもまねできるインテリアアイデア、家事を楽しくする方法など、なにげない暮らしを楽しむコツが人気の幸栄さん。

今回は、長引くおうち時間を「グリーン」で楽しく、心豊かに過ごせるコツを教えてもらいました。

おうち時間のリフレッシュにお花屋さんへ。ユーカリの香りで幸せな気分に

ユーカリの葉
ユーカリのさわやかな香りが部屋いっぱいに!
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ずっと前から自粛が続いているので納得しているつもりでしたが、家にいる時間が長い!
大好きなキンモクセイの香りが幸せな気持ちにしてくれる過ごしやすい季節になり、改めて家で過ごす時間がとても長いことを痛感しています。
このおうち時間はいつまで続くのか…なんて悲しく考え込んでしまうのはよくないし、そう考えるのは悪い癖でもあるので、ちょっとリフレッシュしよう! と、天気のいい日に、車を走らせお花屋さんへ行ってきました。

お花屋さんのなかにはすてきなお花がたくさんありましたが、今日は緑をいっぱい持って帰りたい気分! そしてドライにして長く楽しみたい! ということで、両手いっぱいのユーカリを連れて帰りました。すると、おうちの中があっという間にユーカリのさわやかな香りに包まれ、なんとも幸せな気持ちに。

●ユーカリで部屋の居心地がぐっとよくなる!

ユーカリを花瓶に

お花屋さんから「水に挿したまんまでもドライにはなるよ」とアドバイスをいただいたので、まずはちょきちょきと長さなどを整えて、花ビンに挿してみました。

次にスツールの上に置いて、ちょっと遠くから眺めてみます。

チェアとスツールの上にユーカリの挿してある花瓶が置いてある

ん~とってもいい景色! お気に入りのラグともまたよく合うなとにやにやしちゃう(笑)。

お部屋の居心地がぐっとよくなりました。緑ってやっぱりすごい! このまましばらく楽しんで、ちょっとしんなりしてきたら、ひもでざっくりと束ねて、つるして楽しもうと思っています。

●切り落としたものは束ねてつるして飾る

カーテンレールにひもでまとめてくくって、つって飾ってあるユーカリ

長さを整えた時に切り落としたものは、麻のひもなどでぐるぐる束ねます。これをお部屋のカーテンレールにつるします。

光がよく差し込むところに飾ると、もちろん色あせるのは早くなります。少しでも長く持たせたいという方は、日陰になりやすいところに飾ると緑色を長く楽しめますよ。私は色があせたものも好きなので茶色くなっても飾っています。

●短いものは水を入れない花ビンに挿してドライに

花瓶に水なしで挿しているユーカリ

束ねることができないくらい短いものは、そのまま花ビンに。このとき、水は入れずそのまま。そうするとドライになるのです。ドライにするために、わざわざつるして干す必要はないのです。簡単ですよね。

花瓶に挿したままドライになったユーカリ

1か月ほど前に鉢植えから切り、白い花ビンに飾ったものも、自然とドライになってくれました。水もかえなくていいし、緑色もしばらく楽しめる。ユーカリってなんてえらい子なのでしょう(笑)。

とっても簡単で、フレッシュとドライで2度楽しめるユーカリ。まだまだ続く長いおうち時間にぜひ一度試してみてください。

◆幸栄さんのグリーンやドライフラワーの楽しみ方の記事はこちらもチェック◆季節の花はカゴやお皿にポンとおくだけで十分おしゃれにお手軽ドライフラワーで夏を涼しく。適当に飾ってもサマになるコツ

【幸栄(ゆきえ)】

1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、2010年から卵とバターを使わないパン教室、toiroを始める。現在はオンラインパン教室『

パン教室toiro【パンとひとさら】』にてレッスン中。 近著に『日々たんたんとパン』(光文社刊)、『でっかいパン バターも卵も使わない。「3分こね」でかーんたん!』(主婦と生活社刊)