●ポイント(2) 店舗からくるメールはすべて停止しよう

スマホを操作する女性
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毎週のように届くメルマガやセールのお知らせなど、実店舗以上に買い物の誘惑が多いのもネット通販の特徴です。筆子さんからの提案は、「ショップメールはすべて停止すること」。

「新製品や値下げ商品など、お得な情報(に見える)メールがきっかけで買ってしまうことが多いもの。メールを見なければクリックしないので、まずは店舗からくるメールはすべて停止しましょう。そして、SNSで企業や店舗をフォローするのも控えめに。『このお店がなければ生活ができない』という店舗だけに絞って」

●ポイント(3) 送料無料サービスは無視する

箱から服を取り出した女性

一定額の買い物をすると送料無料になるサービスをしているショップも多いですが、筆子さんはこの送料無料が衝動買いの一因だと考えます。

「送料無料サービスを受けるために、買い物の動機が『送料を合わせるために必要だから』となり、失敗する可能性が高くなります。ネット通販で送料を払うのは当たり前と考えましょう。お店までいかずに誰かが自宅まで届けてくれるのですから、輸送代も人件費もかかって当然です」

また送料無料と同じく、お値打ち品や割引品にも注意が必要。

「実際は『今だけ40%引き』の商品は次々に供給されるのが現実です。無料や割引といった言葉に煽られないように注意しましょう」

●ポイント(4) 会計は繰り上げるクセをつける

家計簿をつける女性

「99円、78円、780円」のように半端な値段をつけて安く感じさせ、「2本まとめて3300円」とうたってお得感を出して、消費者の購入を促すお店も少なくありません。筆子さんはそんな値段のマジックで判断が鈍らないために「会計は繰り上げるクセをつける」方法で、衝動買いを防いでいます。

「会計の際に〈2780円〉とあったら、繰り上げて『あ、3000円なのね』と思うようにします。2700円、2500円とは思わないでください。価格を見るたびに、毎回、繰り上げていると、そうすることがクセになります。2499円の品物があったら2500円、もしくは3000円と考えましょう。私は家計簿につける際は、すべて繰り上げた数字を書き、合計だけリアルの数字を書いておきます。だいたいの数字をわかればいい、という人は合計も繰り上げて書けばいいでしょう」

筆子さんのネットショッピングの衝動買いを防ぐ4つのポイント、いかがでしたか? 家計管理が苦手、無理せず節約したい、という方は、ぜひ参考にしてみてください。