朝から夜まで蒸し暑い時季。熱中症対策の面からも1日じゅうエアコンが必要不可欠…なのですが、気になるのが電気代。
ここでは、節約につながるエコな暮らしが国内外で人気なインスタグラマーの野村蘭さんに、実際にやってみた結果エアコンの節電、電気代の節約につながった方法3つを教えてもらいました。
実際にやってみて効果があったエアコンの電気代節約3つ
今年の夏は、コロナ禍のリモート勤務などで在宅時間も増え、電気代も高額になりそうで不安な方も多いのではないでしょうか? そこで、少し工夫するだけで、エアコンの電気代の節約につながる方法をご紹介します。
●電力会社を見直し。以前よりも電気代が安くなった
節約のために真夏にエアコンを我慢するのは危険。まずは、今使っている「電気」と「電力会社」を見直してみることにしました。数年前の電力自由化により、さまざまな電力、会社を選べるように。まずは電力会社を見直すことで、節約になる場合もあります。
・100%自然エネルギー電力の電気代は?
わが家は、昨年秋に、自然エネルギー100%の「ハチドリ電力」にパワーシフト。環境に優しい自然エネルギーの電力会社を選んだものの、切り替え前は、電気代が下がるかについては少し不安がありました。使い始めてみると、毎月の電気代が前年度の同月に比べ数百円下がり節約になっています。
参考までに、関西在住で、夫、中高生の娘2人の4人家族のわが家の今年の電気代です。リモート勤務で在宅時間が増え、エアコンや電気を使うことも増えているのですが、そこまで高くなっていません。
・気になる電気の「質」や手続きは?
気になるのが電力の「質」だと思いますが、先日、落雷で住んでいるエリア一帯が停電したのですが、大手の電力会社と同じタイミングで停電して、同じタイミングで復旧したので、問題はなさそうです。
また、電力会社を変える手続きが面倒そうと思われる方も多いのかもしれませんが、申し込みは、毎月届いている検針票を見ながらWebで簡単にできました。今使っている電力会社の解約手続きも必要ありませんし、違約金のような「縛り」もないので、一度変えてみて、高いと思ったら元に戻すことも可能です。
●フィルターの掃除をするだけで年間1万円以上の節約に
パナソニックが行った実験によると、フィルター掃除をするだけで年間約1万円以上(※)電気代を節約できることができるそうです。1年間掃除しないとフィルターの目づまりで、年間で約25%も電気料金が無駄になってしまうそうなので、こまめな掃除が節約につながります。※パナソニック製品「F401D2」を使用。電気代27円/kWhでの実験(
パナソニック調べ)
実際にわが家でも、エアコンがなかなか冷えなくなった際、フィルターの掃除をするだけで解消しました。フィルターの汚れによる目づまりが原因で、冷房の効果が下がっていたようです。それ以来、エアコンをよく使う時期には、2週間に1回はフィルターを洗うようにしています。
●風向きと風量を変えるだけで、年間1200円以上も節約に
また、パナソニックの実験によると、冷房時は上向きで風を送ると広範囲を冷やすことができ、設定温度を下げるよりも風量を上げた方が節電になるそう。冷房の温度を1℃上げ、風量を上げることで、年間約1200円以上(※)の節約に。これを知って、28℃で暑いと感じたときは、まずは温度を下げるよりも風量を強めて運転させることで、快適に過ごせています。※パナソニック製品「F401D2」を使用。電気代27円/kWhでの実験(
パナソニック調べ)
電気やエアコンの使い方を見直すだけで節約になる方法をご紹介しました。
わが家の場合は結果節約になりましたが、自然エネルギーの電力にシフトすれば、電気を使っても環境に負担がかかりにくくなり、温暖化の原因とも言われているCO2を削減することもできます。「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」でも再生可能エネルギー由来の電気が採用され、環境に優しい電気はますます注目されそうですので、一度調べて見るのもいいですね。
熱中症にならないように、上手にエアコンを使って、暑い日本の夏を乗りきりましょう!