時間がない日の晩ごはん。「おなかすいたー」の子どもたちの声に気ばかりあせってしまって…。そんなとき、冷蔵庫に仕込みずみの食材があれば大助かり! インスタで人気の食費節約達人・さぶさんに、常備しておくと便利なつくりおきレシピを教えてもらいました。
休日の仕込みで平日のごはんづくりがラク!つくりおき&下味冷凍ワザ
平日はフルタイムで働くさぶさん。そんな忙しい毎日を乗りきるために、食材は週末にまとめ買い。さらに、つくりおきや下味冷凍、すぐ使える状態に下ごしらえしておくなど、下準備まですませてしまいます。休日のこのひと手間のおかげで平日はラクラク! 食材をムダなく使いきれるので、節約もかないます。
すべての画像を見る(全13枚)たとえば、ある週では、写真の食材を週末にまとめ買い。その後約2時間で1週間分のつくりおきや下味冷凍を仕込みます。
この週の仕込みは、写真左上から切ったコマツナ(冷凍)、ホウレンソウのおひたし、おかずスープ、とり天(下味冷凍)、キャロットラペ、豚の角煮、ニンジンスライス(冷凍)、切った白菜(冷凍)、サバみそ(下味冷凍)、蒸しカボチャ、ゆでブロッコリーの塩昆布マヨ。
●平日10分晩ごはんがかなう!さぶさんのスケジュール
17:45/仕事終了
POINT1
炊飯器をセットし、保育園へお迎えに
18:15/帰宅 18:30/晩ごはんの支度
POINT2
つくりおき&下味冷凍があれば調理時間10分!
18:40/晩ごはん
「今はほぼリモートワークなので、仕事終了と同時に、炊飯器のスイッチを入れて保育園のお迎えに」。帰宅後、仕込んでおいた食材やおかずを組み合わせ、10分で調理完了!
●つくりおきでラク:ダイエットにも!「おかずスープ」
【材料(4人分)】
・豚ひき肉 200g
・ニンジン 1本
・タマネギ 1/2個
・ゴマ油 大さじ1
・ニンニク(すりおろす) 1かけ
・水 5カップ
・A[酒大さじ2 中華調味料(ペーストタイプ)大さじ1・1/2 しょうゆ小さじ1]
【つくり方】
(1) ニンジン、タマネギはみじん切りにする。
(2) 鍋にゴマ油とニンニクを入れて弱火にかけ、香りが出てきたらひき肉を加えて炒める。肉の色が変わったら(1)を加えて炒める。火がとおったら水を加え、中火にする。沸騰したら、アクを取り除く。
(3) Aを加え、ひと煮立ちさせる。
<ワンポイント時短テク>野菜のみじん切りがラク!
みじん切りは野菜カッターで時短! 口当たりもなめらかに。
●つくりおきでラク:早炊きでほったらかし!「豚の炊飯器角煮」
【材料(4人分)】
・豚バラかたまり肉 500g
・長ネギ(青い部分) 1本分
・A[しょうゆ、酒、砂糖各大さじ2 水1・1/2カップ]
・ゆで卵(あれば)3個
【つくり方】
(1) 炊飯器の内釜に豚肉、長ネギを入れ、肉が浸るぐらいの水(分量外)を加えて炊飯器にセットし、早炊きのスイッチを入れる。
(2) (1)の中身をザルに上げて水気をきり、食べやすい大きさに切る。肉を炊飯器の内釜に戻し、Aを加えて再度早炊きのスイッチを入れる。炊けたら保存容器に移し、ゆで卵を加えて冷蔵室で保存する。
<ワンポイント時短テク>入れるだけで簡単! やわらか!
炊飯器の早炊きで1回目は下ゆで、2回目は味をつけてトロトロ食感に!
※レシピは5.5合炊きの炊飯器を使用しています。炊飯器の種類によっては使用できない場合がありますので、説明書を確認して指示に従ってください。
●下味冷凍でラク:子どもたちの大好物!「とり天」
【材料(4人分)】
・鶏胸肉 2枚
・A[塩、コショウ各少し マヨネーズ大さじ1・1/2 卵1個]
・B[天ぷら粉50g 水80ml]
・揚げ油 適量
【つくり方】
(1) 鶏肉はそぎ切りにし、冷凍可のポリ袋に入れ、Aを加えて袋ごともむようにして混ぜ合わせる。袋を平らにして空気を抜き、袋の口を閉じて冷凍する。
(2) 使う日の朝に冷蔵室に移して解凍。食べる直前に合わせて混ぜたBにからめ、180℃の揚げ油で約4分揚げて中までしっかり火をとおす。
<ワンポイント時短テク>冷凍前に卵をイン!
下味と一緒に卵も加えて混ぜ合わせ、冷凍するのがポイント。
揚げるときの手間が省けて時短に!
●つくりおきでラク:パパッと一品!「ホウレンソウのおひたし」
【材料(4人分)】
・ホウレンソウ 1束
・めんつゆ 適量
【つくり方】
(1) ホウレンソウは洗って食べやすい長さに切り、シリコン製保存容器(下記参照)に入れて電子レンジ(600W)で約4分加熱する。
(2) 水気をきり、めんつゆを加えて冷蔵室で保存する。
<ワンポイント時短テク>保存容器はこれが便利
愛用しているシリコン製保存容器“ZipTop”。そのままレンジ調理と保存ができるので、時短調理に欠かせません! インテリアショップのアクタスで購入。
外食しなくてもおうちごはんを楽しむコツ
自粛期間が続き、なかなか外食を楽しむ機会がない今、普段の食卓をひと工夫で盛り上げる、さぶさんのアイデアを紹介します。
●コストコはレジャー費から
2か月に1回ぐらい、家族で行くのを楽しみにしているコストコ。「食費とは別のレジャー費から支出し、約1万円を予算に普段は買わないぜいたく食材をおトクにゲットしています」
●盛りつけで満足度アップ!
「華やかに見えるよう、お肉と緑の野菜を一緒にこんもりと盛りつけ、1人ずつトレーにのせるなどしています」。それだけでもテンションが上がり、おうちごはんの満足度が倍増!
忙しい平日に少しでもラクしたいなら、時間のある休日にできることをやっておくのが正解! 時短テクや便利グッズを積極的に活用しながら、下準備をしておきましょう。食材をムダなく使いきれれば、食費節約にも効果が現れるはず。ぜひ挑戦してみてください。