1日がかりで家じゅう大片づけしたのに、その翌日にはまたすぐに散らかる…。その原因にもいろいろありますが、子どもや夫がものを出しっぱなしにする、片づけに協力してくれない、というケースも多いようです。

そんなときは、家族にわかりやすいルールや仕組みづくりがポイントに。4人のお子さんのママでもある整理収納アドバイザー・みくろママさんに、散らからない家づくりのコツを教えてもらいました。

仕組みをつくればリバウンドなし!家族が協力してくれる収納のコツ

「片づけて」とうるさく言わなくても片づく流れをつくることで、家族が自然と協力してくれるように。そんな収納のつくり方を紹介します。

●片づけ後の状態を写真に残す

写真
完成形が目で見えるから自然と片づく
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オモチャを収納した棚の上には片づいた状態の写真をセット。「子どもが、写真を見ながら自分で元に戻せます。『間違い探し』感覚で片づけられるのが楽しいみたい(笑)」

●動線上に必要な収納を設ける

子どもとランドセル

子どもたちの通学カバンは玄関を入って5歩の場所に。「帰ってきて必ず通る場所なので戻すのがラク。通り道や、使う場所への動線上に収納を設けると、家族が自然と片づけてくれるようになります」

●徹底ラベリングで「迷子」を防止

「置きっぱなし」を防いできれいな状態をキープするためには、ラベリングが必須。「子どもと一緒にラベルをつくってはると、さらに片づけの意識が高まります」

<戻す位置がわかる!>

調理道具

アイテムの名前をラベリングして迷子防止。

<数も書いておく>

筆箱にメモ

文房具の種類ごとに数も書き添えておく。

<片づけたくなるメッセージ>

箱にシールキリン

ほかにも「ありがとう」などのメッセージを書いておくのも手。

●「1人1カゴ」で洗濯物は自分で片づける

女性カゴに衣類

家族6人分の洗濯物をたたんで、しまうのは大変。そこで1人に1つずつ、カゴを用意。「取り込んだ洗濯物を入れておき、その日のうちに自分で整理するルールに」

カゴに名前

洗濯カゴはダイソーの新聞ストッカー。名前をはってわかりやすく。

リバウンドしない部屋づくりのコツ

きれいに片づいた状態がキープできるかどうかは、システムづくりがポイントに!

●すべてのものに指定席をつくる「仕組みづくり」

収納棚と女性

収納の中は細かく仕切ってなにをどこにしまうか指定席を用意。「初めに手間はかかりますが、自然に元に戻る仕組みづくりをしておけば、その後の片づけの時間や労力は最小限に」

棚アイテム計画書

収納アイテムはしっかりとサイズを測り、収納計画を立てます。

電池など

どんな小さなものにも指定席をつくって、ラベリング。

●「投げ入れボックス」で時間のあるときに整理

白ボックス

「しまう場所は決まっているけれど、きちんと片づけるのに時間がかかる」というものには、「投げ入れボックス」を用意。たとえば写真などはボックスに入れておき、時間があるときに整理します。

●一時置きできるスペースをつくっておく

置き場所の決まっていないものが、出しっ放しの原因に。一時的にあるもののために「あきスペース」をつくっておくことで、気持ちにも余裕が生まれます。

<まだ洗わない服>

白のワンピース

頻繁に洗濯しないものは、クローゼットの手前のつっぱり棒にかけて風を通します。

<一時的にあるもの>

空の白ボックス

人に借りたものや、フリマアプリで売る予定のものなどは、からっぽボックスに入れる。

<普段着>

カゴに衣類

翌日も着る普段着は、クローゼットの中に置いたカゴに。

出しっぱなしになりがちなものは、収納場所が遠かったり、出し入れしにくかったりと、なにかしら原因があるもの。家族にわかりやすいルールをつくっておけば、片づけの手間も省けます。最初に仕組みをつくるのは大変ですが、うまくいくと快感! ぜひ試してみてください。

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