2005年に当時築7年だった、神奈川県横浜市のマンションを2900万円で購入したOさん夫妻。数年前から水回りなどの老朽化が気になっていたなか、リノベーションした友人宅の素敵な空間に大感激したそう。その後リノベーション会社のマッチングサイト「SUVACO」に相談してリノベーション会社を3社ほど紹介してもらい、その中から最も自分たちと感覚が近いと感じたhowzlife(ハウズライフ)に依頼。工事費1000万円(税・設計料込み)をかけて、古くなった設備を一新するとともに、家族が集まる明るく開放的な空間をつくり出しました。

オープンで明るいDK
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目次:

家族団らんを楽しむ開放的なLDKコンパクトな個室は空間を有効活用家の顔である玄関まわりは広々と

家族団らんを楽しむ開放的なLDK

サンルームのあるリビング

南西向きの窓からやわらかく光が差し込むLDK。その日当たりの良さを活かし、リビングの窓側は床材を変えてサンルームにしました。

「犬がいるので、普段はペット用トイレを置いています」と妻。洗濯物を干したり、植物を楽しむスペースとしても活躍しています。

躯体現しの天井

O邸のアイドル的存在、ロングコートチワワの愛犬・リルちゃんのお気に入りというローソファの背面には、子ども室とつながる大きな室内窓を設置。

天井は、はがしてみたら思いのほか状態が良かったことから、コンクリート躯体現しにしました。

広々とした廊下

ラックが置いてある右奥のスペースは和室の押し入れでしたが、それを撤去して広い廊下を確保。

造作のカウンターテーブルはふたつに分けて移動可能で、寝室やサンルームなどでも使えて重宝しているそうです。

南西向きの大きな窓があるLDK

廊下から望むLDK。左側にあった和室をなくし、右側にあったキッチンは南側に出して一体化することで、南面の大きな窓を生かした開放感あふれるLDKになりました。

素材を組み合わせた造作キッチン

ステンレス、ラーチ合板、タイルなど、素材の組み合わせを楽しんだ造作キッチン。コンロ下にはオーブンレンジ、反対側のシンク下にはゴミ箱が収まっています。

コンパクトな個室は空間を有効活用

子ども室にはロフトベッド

リビングに隣接する子ども室はコンパクトな4.5畳。ロフトベッドを設置して、上部空間をうまく活用しています。

以前は和室に家族3人で寝ていたそうですが、リノベーションによって長男のプライベートな空間ができました。

子ども室とリビングをつなげる室内窓

大きな室内窓を設けたことで、リビングとのゆるやかなつながりを感じられます。

寝室の収納兼ベッド

また、廊下を挟んで反対側、北側の個室は寝室に。小上がりのベッドは、下が収納になっています。

カーテンで仕切るWIC

ベッドの足元側にはもともとクロゼットがありましたが、扉を撤去してカーテンに。洗濯物が干せるアイアンバーも設置しました。

家の顔である玄関まわりは広々と

ゆったりとした玄関

「玄関はその家の顔なので、ゆったりとした空間にしたかった」という妻の希望を受けて、寝室をコンパクトにした分、玄関を広げました。靴収納はオープンな棚にすることで空間がスッキリ。

廊下沿いに水回り

廊下の左手に浴室と脱衣室、右側にトイレと洗面スペースという配置。正面には大きなガラス入り引き戸を採用したため、寝室の室内窓まで見渡せます。

廊下に面したオープンな洗面台

以前は洗濯機が置かれていた玄関横のスペースをオープンな洗面に変更。正面の壁はモルタル風の左官材「デコリエ」で仕上げました。「小さいけれどお気に入りの場所です」と妻は話します。

シンプルなトイレ

その横はトイレ。上部にはオープン棚を設けました。

モノトーンタイルの脱衣所

向かい側には既存の洗面台を撤去し、洗濯機と収納棚を配置した脱衣室があります。右手に浴室があり、洗濯動線がコンパクトに。

洗面スペースを廊下側に出したことで、ゲストにも気軽に使ってもらえるようになったそう。

リノベーションを振り返って、「やはり家は生活の基盤なのだな、と実感しました。リノベーションをして生活の場が整うと、趣味をもっと楽しもう、新たな仕事にチャレンジしてみよう、と気持ちが前向きになりました」と妻はにっこり。

「週末にホームパーティをすると、来た人に喜んでもらえて充実したいい時間を過ごせています」と夫も生まれ変わった空間を満喫しているようでした。

設計・施工 howzlife(ハウズライフ)
撮影 飯貝拓司
※情報は「リライフプラス vol.33」掲載時のものです。

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