また、昼食を適当にしたり軽くすませてしまうと、間食が増えてしまったり夕飯でどかっと食べてしまいます。昼はタンパク質を手のひら分くらいしっかりめに取り、夕食はスープなどの汁物を中心にしておくと、食べすぎの防止にもつながります。

納豆オクラキムチ卵かけご飯に、具だくさんみそ汁
ある日の夕食。納豆オクラキムチ卵かけご飯に、具だくさんみそ汁
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夕食はたとえば、具だくさんの味噌汁、野菜スープ、お鍋など。ネバネバ系などの食材も積極的に取り入れてもらっていました。

肉や魚などメインの食材の調理法は、焼く、煮る、蒸すなどシンプルな方がよく、なかでもおすすめは蒸し料理。肉や魚と一緒に野菜をたっぷり入れたノンオイルのホイル焼きもいいと思います。仕上げにポン酢などをかければ満足感も高いはず。副菜は、汁物やメインにしっかり入っていれば、つけなくてもOKです。

●3食の時間帯がバラバラになってしまう、不規則な場合は

理想は、5、6時間ごとに食べれるとよいのですが、仕事や家族のライフスタイルなどで不規則になってしまう場合もあると思います。

夕飯がもし遅くなってしまった場合は、捕食という形で、先に糖質(たとえばおにぎりなど)を食べて、残りの夕食は消化のいい時間に食べるなど分食にしていきます。

たくさんのおにぎり
捕食としておすすめなのがおにぎり。玄米を混ぜるなどして栄養価を上るのも◎

また、子どもから手が離れると夫と一緒に食べたいというご夫婦も多いのではないでしょうか? 母も、私と弟が家を出てからは父となるべく食事を取りたかったようで、ダイエット前はときどき父の帰宅時間を待って食べていたようでした。

食事と食事の時間があきすぎると、血糖値が上がりやすくなるほか、老化の原因にもなってしまうと言われています。昼食から6時間後くらいに捕食(糖質)を取っておき、そのあと、軽く野菜とタンパク質をとるようにすれば、無理なく続けられると思います。

夜遅くの食事は、脂質や糖質が高いものは控えめに。消化にかなり時間がかかることで、胃腸の負担になり、睡眠が浅くなってやせるスピードも遅くなる可能性があります。湯豆腐、具だくさんスープなど、消化のよいもの中心にしておけると安心です。

●やせる献立を中心とした食事改善を1年続けてみた結果…

今回ご紹介した「やせる献立」を1年間続けてみて、体重はマイナス10kgに成功。1年半でトータル12kgやせ、無事に、太る以前の体型に戻すことができました。ちなみに、運動は毎日の朝ドラ時間に行う踏み台昇降15分のみ。食べすぎが原因の場合は、正しい食生活にするだけで結果が出ます。

母の場合は、太りすぎた体型をベストな状態に戻すことが目的だったので、これだけの減量となりましたが、ただただ体重を減らすようなダイエットはおすすめしません。自分のベストな体型や体重を健康的に保って、生き生きとした毎日を送りたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。