一般的には10月1日は「衣替えの日」です。秋は暑くなったり、急に肌寒くなったり、衣替えのタイミングが難しいですが、夏仕様だったクローゼットの中身をそろそろ長袖やニットなど温かな衣類向けに替えていきたいもの。しかし、総入れ替えするのかと思うと、億劫になる作業です。
「クローゼットのどこになにがあるかを、簡単に把握できる仕組みづくりをしてしまえば、クタクタになりながらやっていた衣替えがびっくりするほどスムーズにできますよ」。そうアドバイスするのは、整理収納アドバイザーの小林尚子さん。ラクに衣替えできるクローゼットのつくり方について教えてもらいました。
クローゼットを2つに分けて衣替えをラクに
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いろいろなタイプのクローゼットがあるとは思いますが、わが家のクローゼットを例にお話します。
●奥行きを生かして収納する
わが家のクローゼットは奥行きのあるタイプなので、ハンガーやカゴなどを使って、手前にオンシーズンのもの、奥にオフシーズンのものを収納しています。
ハンガーとカゴの使い分けですが、ハンガーにかけると伸びてしまいそうなアイテムはカゴに、逆に折りたたんでシワになってしまいそうなワンピースや、たたむことでかさばってしまうコートなどはハンガーです。どちらも前後を入れ替えるだけで衣替え完了。ラクです。わが家と異なり、奥行きのないクローゼットでしたら、左右でオンオフを分けるなどするのも手です。
オンでもオフでもないオールシーズンアイテムのしまい方
衣替えしたてのころって、気候が安定しないものです。「今日は長袖じゃあ暑いな。しまっちゃった半袖をひっぱり出してこなくっちゃ…」、なんてこともあります。そんなときのために、オールシーズン頼れる服がすぐに取り出せるような仕組みづくりをしておくと安心ですよ。
●オールシーズンは衣装ケースに
オールシーズン使うトップスやボトムなどは、まとめて衣装ケースに収納します。オールシーズン使うものだけが入っているわけですから、衣装ケースは衣替えする必要がありません。これだけでもかなりの負担がなくなります。わが家は4つの衣装ケースを使っていて、カットソー、Tシャツ、ボトム、靴下に分類してラベリング。どこになにが入っているのか一目瞭然です。
トップスは上写真のように1つのケースの左右で半袖長袖とを仕切っています。さらに、よく着る服は手前に配置。お気に入りをすぐに取り出せる仕組みです。
●オフシーズンの小物収納は中身の見やすいクリアケースに
帽子や浴衣の帯など、オフシーズンでしまっておきたいけど、形状を崩したくないものってありますよね。そういったものは、クリアケースに入れておきます。
こうしておけば、重ねてもなかになにが入っているかがすぐにわかるので、しまいこんで使わなくなってしまうことがありません。
クローゼットをちょっとずつ使いやすくシステム化することで、衣替えがラクになることはもちろん、日々の生活においてもムダな動きがなくなります。