日本最高齢のフィットネスインスタラクターを務める、“タキミカ”こと瀧島未香さんは、なんと現在89歳!
最近ではテレビ番組でも紹介され話題になっています。「年齢はただの数字!」と話す瀧島さんに1日3分で美しく、健康になれると話題の体操を教えてもらいました。
タキミカ体操をすれば、年齢に負けないアクティブな体を実現!
65歳のとき、子どもが独立して家事の量が減り、体重が15kg以上増えてしまったのをきっかけに、フィットネスクラブに入会した瀧島さん。
「運動の経験はありませんでしたが、始めたら楽しくて。毎日のように通って筋トレやエアロビクス、水泳に励みました」
●運動経験ゼロでもできる
さらに、79歳からパーソナルトレーニングを開始。体の使い方を見直したことで、お尻もキュッとアップし、体つきが変わったと言います。そして、87歳でインストラクターとしてデビュー。
「年齢はただの数字」という彼女の言葉は説得力をもち、多くの人の支持を得る人気イントラクターに。
今回は、そんな瀧島さんが毎日実践する、基本のトレーニングのなかから、「犬猫のポーズ」をご紹介します。
●背骨のしなりをつくる「犬猫のポーズ」
体を支える背骨回りの筋肉がこり固まっていると、姿勢が悪くなるだけでなく、腰痛やひざ痛の原因になることも。ゆっくり上下に動かしてしなやかさを取り戻し、まっすぐな美しい後ろ姿に!
1.四つんばいになって背骨を伸ばす
両手と両足は肩幅に開いて四つんばいになり、ひざをついてつま先を立てる。ゆっくりと息を吐きながらあごを上げ、犬のように背中を反らせる。息を吐ききったら軽く吸う。
2.背中を丸めておへそを見る
再びゆっくり息を吐きながらあごをひき、肩甲骨を広げて猫のように背中を丸める。目線はおへそのあたりに。1~2を5回繰り返す。
NG お尻を後ろに引かない
2で背中を丸めるとき、お尻を後ろに引かないように注意。両腕と両脚は、常に床と垂直になるように意識して
●余裕がある人はさらに挑戦!「ツイスト犬猫」
背骨を上下に動かす犬猫のポーズに、左右に動かすストレッチをプラスして、さらにしなやかな背骨に。慣れてきたらこちらにもトライ!
1.四つんばいになり、片手を後頭部に添える
犬猫のポーズと同様に両手と両足を肩幅に開いて四つんばいになり、左腕を床と平行になるように上げて手を後頭部に当てる。
2.上半身を外側にひねり、ひじを上に向ける
息を吐きながら後頭部に当てた手のひじを上に向けるように上半身をひねる。このとき、脇腹がしっかり伸びているのを意識する。
3.背中を丸めて上半身を内側にひねる
軽く息を吸い、再び吐きながら、左ひじと右ひざを近づけるように内側に上半身をひねる。1~3を5回繰り返し、反対側も同様に行う。
「タキミカ体操は、回数よりもひとつずつの動きを丁寧に、毎日やり続けることが重要です」と瀧島さん。
ESSE1月号では、より詳しくタキミカ体操を紹介。「犬猫のポーズ」のほかにも、基本のタキミカ体操を4種類掲載しているので、5つの基本の体操を毎日取り組むと、さらに効果的。ぜひ挑戦してみてください!