最近は、カーテンの代わりにブラインドをつけているお宅も増えています。取り外して水洗いする必要はないけれど、1枚1枚ふくとなるとやはり手間がかかります。
そこで今回は整理収納アドバイザーの長島ゆかさんに、1か所あたり30秒でできるブラインド掃除の簡単テクニックを教えていただきました。

ブラインドがある部屋
年末までに、ぜひブラインドもピカピカに
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面倒なブラインド掃除。この方法なら、必要なものは手持ちのハンディワイパーか雑巾だけ

ブラインドのお手入れは、さまざまなメーカーから専用の掃除アイテムが発売されています。でも、長島さんは「わざわざブラインド用の道具や洗剤を買う必要はありません」と言います。

「私が普段の掃除に使っているのは、一般的なハンディワイパーだけです」

ブラインドの上からハンディワイパーでなでる

まずはブラインドのスラット(羽)を完全に閉め、ハンディワイパーを上からなでて表面のホコリを落とします。

ブラインドの裏をハンディワイパーでなでる

次に、スラットを開いて裏返します。裏向きの状態で、窓側のホコリを落とします。同じようにハンディワイパーを上から下へ。

なんと、掃除はこれで完了! 30秒ほどでサッと終わります。

裏返すのには理由が。

ブラインド正面

「スラットは少しずつ重なっているので、ハンディーワイパーをなでてもその部分のホコリは残ってしまいます(矢印部分)」

ブラインド裏

「でもスラットを裏返すと、ホコリが残っている部分は窓側に移動(矢印部分)。窓側にハンディワイパーをかけることで、ふき残し部分まですっかりきれいになるというわけです」

長島さんはハンディワイパーを使っていますが、からぶきの雑巾掛けでも同じようにきれいになるそう。

「専用アイテムはたしかに便利ですが、ものが増えると管理が大変。そしてそれを使っても掃除する手間は結局かかってしまいます。

私はこのやり方のほうが断然ラク! 2週間に1度くらい掃除すれば、それほど汚れはたまりません。サッとなでるだけなので続けられています。念入りに掃除するのは半年に一度。手アカや油汚れが気になったらセスキスプレーをかけて水ぶきしています」

大切なのは、汚れをためすぎないこと。30秒の簡単お手入れを定期的に続けていれば頑固な汚れになりません。皆さんもぜひ試してみてくださいね。