暑い時期は、シャワー利用が急増。お風呂よりお金がかからないと思われがちですが、実際はどっちがおトクなのでしょうか?

お風呂まわりの水道光熱費について、節約アドバイザーの丸山晴美さんさんに教わりました。

お風呂とシャワー、水道光熱費はどっちがおトク?夏の節約の正解

イラストお風呂に入る人と並ぶ人
お風呂とシャワー、水道光熱費はどっちがおトク?
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●シャワーだけvsお湯をためる→人数が増えるほど、お湯をためるとおトク!

200リットルの浴槽のお湯を温めるのにかかるガス代は、約70円。一方、シャワーの水は1分間で10リットル出ると言われ、水温20度の場合でも15分使うと約52円、20分で約70円がかかります。家族が多く、シャワーに合計20分以上かかるならお湯をためた方がガス代も水道代も安くすみ、人数が多いほどおトク度はアップします(エネチェンジ調べ)。

●追いだきvsため直しvs自動保温→1時間以上なら、追いだきがおトク!

イラスト追い炊きのスイッチを押す女性

浴槽の湯200リットルを追い炊きするのにかかるガス代は、約80円(残り湯の水温20度の場合)。ため直しは、水道代約40円+ガス代約100円(水道水の水温15度の場合)かかり、追いだきの方がおトクです。

一方、自動保温機能は設定した温度を保つために、何回も自動で追いだきを繰り返すため、時間がたつにつれガス代がかさむ仕組み。目安は1時間で、それ以上間隔をあけて入浴するなら追いだきの方がおトクに(エネチェンジ調べ)。

●一般的なシャワーヘッドvs節水型シャワーヘッド→節水用シャワーヘッドで年間1万5000円おトクになることも!

シャワーの穴を小さくするなどして水量を抑えた節水シャワーヘッドは、ムリなく水道代やガス代をカットできるすぐれもの。1分間10リットルの水量の通常のシャワーヘッドを6.5リットルの節水シャワーヘッドに変えるだけで、年間の水道代約5500円、ガス代1万200円の節約に。シャワー利用が多い夏だからこそ、賢く活用を(TOTO調べ)。

●LED電球vs100円ショップの白熱球→LED電球の圧勝!

イラストLEDと白熱球

LED電球の消費電力は白熱球の約5分の1で、寿命にすると白熱球約3~6か月に対して、LED電球は約11年(1日10時間使用の場合)。1年間の電気代では、白熱球の4257円に対してLED電球は615円と約3600円おトクです。10年間の買い替えコストも、白熱球が20~40回の交換が必要で2000~4000円かかるのに、LED電球は当初の2000円のみ。LED電球の圧勝!(エネチェンジ調べ)

「トイレや浴室、廊下など短時間しか使わない場所は、電球型蛍光灯を選んでも。LEDの半値ぐらいで買えて、電気代は白熱球の5分の1程度、白熱球より長もちします」(丸山さん)