いよいよ気温が高くなるこれからの時季。自然の涼を取り入れ、夏の暑さをしのいでみてはいかがでしょうか。省エネ生活研究家のアズマカナコさんに、自宅で実践中の涼感テクを教えてもらいました。

手軽に部屋を涼しくする工夫。とっておきアイデア5選

1.ハッカ油スプレーを部屋にかけてひんやり

ハッカ油スプレーをひとふき
シュッとひとふきで部屋もひんやり
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薬局で買えるハッカ油を水で薄めて、ルームスプレーやミストスプレーに。
「部屋やカーテンなどにかけるだけで清涼感が広がります。ミントの香りはにおい消しにも」

【ハッカ油スプレーのつくり方】

ハッカ油
ハッカ油ボトル20ml ¥1000(北見ハッカ通商)

スプレーボトルに水50ml、ハッカ油数滴を垂らし振り混ぜます。
「たらいにたっぷりの水をはり、ハッカ油を垂らして足を浸すのもおすすめ」

2.扇風機の風を濡れた手ぬぐいに当て部屋を涼しく

扇風機の前に濡らした手ぬぐいを下げる

アズマ家では、扇風機の風を最大限に活用しています。

「扇風機の前に濡らした手ぬぐいを下げると、気化熱現象で温度が下がり、涼しい風が部屋に広がります」

手ぬぐいは風がしっかり当たる場所につるし、乾いたら濡らし直しましょう。手ぬぐいは首に巻いてもひんやり。

3.育ちが早いハーブを植えて日光を遮る

生育の早いハーブ

ミントやレモンバームなど、手がかからず生育の早いハーブを庭に植え、グリーンカーテン代わりに。

「植物から出る水分が地面の温度を下げ、日光も遮ってくれます」

緑の葉は、見た目の涼感を呼び込む効果も満点です。

4.熱がこもる場所は打ち水で温度を下げる

打ち水

日が暮れたら、お風呂の残り湯をバケツにくみ、玄関や屋根、庭先などに打ち水をするのが日課というアズマさん。

「とくに効果があるのは、鉄板やコンクリートなど熱をため込む部分。放射熱が減って、体感温度が下がるのを実感できます」

5.動かせるテーブルを使い涼しい場所で作業

涼しい場所に移動

ちゃぶ台や机は固定せず、夏の間は涼しい場所に移動しながら作業。

「暑い2階を避け、1階メインで生活。朝は日が入らない西側、昼間は風が抜ける南側など、時間帯ごとに快適な場所を見つけて、暑さを避けています」

簡単にできることから、ぜひ取り入れてみては。

ESSE8月号

の「体感−3℃の涼感インテリア」では、人気インスタグラマーの夏仕様のインテリアのアイデアや、この夏買いたいイケア・ニトリ・無印良品のグッズや家電もまとめて紹介しています。ぜひチェックしてみてください。