フジテレビの夕方の情報番組、『Live News it!』内で放送されている「旬ごはん旅」は、各地のおいしいものをレポートする人気コーナー。
今回のロケ地は、埼玉県深谷市。農家さんに聞いた「深谷ネギ」のおいしさの理由と、おすすめの保存法とは? また、ESSEでもおなじみの料理研究家・きじまりゅうたさん考案の、深谷ネギを使ったごちそうレシピを紹介します。
おいしいネギは、青い部分のつけ根、首がきゅっとしまっています
●深谷ネギが甘い理由
深谷ネギの魅力は、その甘さ。桃やミカン並に甘いと言われています。
その理由は、寒さと硬い土。
・厳しい寒さで凍らないように糖を溜め込むため、深谷ネギは甘くなる深谷市でも、群馬県に隣接した北部地域は、赤城おろしが吹き荒ぶ、寒い土地。冬の朝は寒くて土も凍るほどなんです。
・石のように硬い土で、実がきめ細やかに!ネギがゆっくり成長するため、きめ細やかな身になり、日持ちもするようになるそう。
甘味が増したネギの葉には、蜜の粒が!
続いて、深谷のネギ農家・田部井さんに、おいしいネギの見分け方と保存方法を教わりました。
●おいしいネギの見分け方
・青い部分が青々としていて分厚いもの ・青い部分のつけ根、首がきゅっとしまっている新鮮だと水分があるため、持ち比べたときに重いものがおすすめです。
●ネギの保存方法
新聞紙に包んで、立てて保存すると味が落ちません。
きじまりゅうたさんに教わる深谷ネギレシピ
きじまさんに、深谷ネギを使った旬ごはんレシピを2つ教えてもらいました。
●ごはんがススム!ネギ豚とろ玉丼
ネギの甘味を活かしたあんかけに、シャキシャキの薬味ネギをON! 相性抜群の豚肉を使ったとろ玉丼です。
【材料(2人分)】
・長ネギ 2本
・ご飯 2膳分
・豚バラ薄切り 50g
・卵 1個
・塩 少々
・コショウ 少々
・サラダ油 小さじ1
・A[水400ml しょうゆ大さじ1 オイスターソース大さじ1 塩少々]
・B[片栗粉大さじ2 水大さじ3]
・C[ゴマ油小さじ1 塩少々 七味唐辛子適宜]
【つくり方】
(1) 長ネギは1/2本分を切り出し、縦に切り目をいれて芯を除き、外側の白い部分を丸めて斜め薄切りにして水にさらす。→トッピング用に使う。
(2) 残りの長ネギと、(1)で余った芯は1cm幅5cmの長さに斜め切りにする。→あんかけに使う。 豚肉は1cm幅に切り、卵は溶きほぐしておく。AとBはそれぞれ混ぜる。
(3) フライパンを中火にかけ、豚バラをバラバラになるまでほぐし炒め、塩・コショウを振って一度取り出す。
(4) フライパンに(2)のあんかけ用の長ネギを入れてしんなりするまで炒める。
(5) Aを加えて煮立ったら、取り出した豚肉を加え、再度煮立ったら、混ぜたBでとろみをつける。
(6) しっかりととろみがついたら、卵を細く流し入れて、大きくゆっくりかき混ぜる。卵に火が通ったら火から下ろす。
(7) (1)のトッピング用の長ネギの水気をしっかりときり、Cを順に混ぜる。
(8) ご飯に、あんをかけ、(7)のトッピングのネギをのせる。
●さわやか!焼きネギのミカンマリネ
じっくり焼いたネギをみかんでサッと煮てあとは余熱で仕上げるだけ!
いつもは捨てがちなねぎの青い部分も使った簡単作り置きレシピ!
【材料(つくりやすい分量)】
・長ネギ 2本
・ミカン 1個
・ミカンの皮 1/4個分
・水 適量
・粗びき黒コショウ 少々
・サラダ油 小さじ1
・A[酢大さじ4 塩小さじ1/3]
【つくり方】
(1) ネギの白い部分は1cm間隔に切り目をいれて5cmの長さに切る。青い部分は5cmの長さに切る。
(2) ミカンは果肉をしぼってしぼり汁をつくる。
(3) (2)のミカンのしぼり汁(大さじ4)にAを混ぜて、漬け汁をつくる。ネギを焼いてから煮て、余熱で味をなじませる。
(4) フライパン(26cm程度)に油を入れてネギの切り目を下にして並べて火にかける。
(5) 焼き色がついたら裏返し、両面に焼き色がついたら耐熱容器に入れる。
(6) あいたフライパンをさっとふき、(3)のしぼり汁を入れ、煮立ったら(5)の容器に注ぎ、ミカンの皮とコショウを散らす。
(7) そのまま粗熱を取り、できれば冷蔵庫で2~3時間おく。
【Live News it!】
毎週月~金曜日 午後4:50~7:00、フジテレビおよびFNN系列各局で放送中 最新情報は公式サイトへ
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この番組の動画が見られるYouTube・今回取材した農家さんの深谷ネギは、オイシックスで購入できます。
オイシックス公式サイト