●買い物はかしこくネットショッピングを利用

今や銀行はネットバンキングですませられますが、食材の買い出しは外出をせざるを得ません。しかし、大型ショッピングモールは今となっては感染リスクが高まる場所でもあり、子どもと一緒に行くのは心配です。

そんなときに便利なのが、ネットショッピングです。食品や日用品は、ネットスーパーですませることができますし、衣類はアパレルメーカーのサイトなどでも購入することができます。ほか、生活に必要なものは、通販サイトでまかなうことができます。

ポジティブに考えれば、ネットスーパーの利用で買い物へ行く時間を減らした分、下味冷凍や食材の小分けをして自炊がラクになる仕組みをつくったり、買い物へ行かない日(無買デー)を増やし、家にあるストック食材を使いまわしてムダなく食べきることで、自然と節約になっていたりします。
節約観点で言うと、外食(10%)の代わりにデリバリー(8%)にするのもいくらかマシになるのではないでしょうか。

ただ、この先困るのは製造と物流が遅滞したり、お店が休業するかもしれないことです。
食品に関しては、日持ちのする缶詰やインスタント食品、米や乾物、冷凍できる食材はつくりおきしておく。そして日常生活に欠かせないアイテムは少し在庫を増やしておき、万が一に備えていくことが必要です。ただし、買い占めは混乱のもとです。

●家で過ごす時間を有意義なものにする

ソファに子どもと女性
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家で過ごす時間が増えると、体を動かす機会が減ってしまいます。サブスクリプションを利用して動画コンテンツなどで、おでかけしなくてもエクササイズしたり楽しめる方法を探すといいですね。わが家は、子どもとゲームをしてお家時間を楽しんでいます。

ほかには、資格試験の勉強をしたり、インターネットを使って英会話学習など、スキルアップに繋がるチャンスでもあります。外出が自粛傾向にあるので、お誘いも減ってゆっくりと勉強する時間もとれると考えれば、ポジティブに時間を使えるでしょう。

そしてまた、こういう機会に家の掃除を徹底的にするのも一案です。日ごろ後回しにしてしまいがちな水回りや、換気扇などちょっと大がかりにして、運動不足の解消にも一役買いそうです。さらに家の中のものを整理整頓して、不要なものはフリマアプリやオークションなどで売って臨時収入を得るのもいいでしょう。

また、これをいい機会と捉えるのならば、家族でお金の話をして家計の見直しをするのも、FPとしてはとってもおすすめ。もうすぐ新年度を迎える時期ですので、新年度の教育費や生活費も含めて、出費の見直しをして家計を整えておきましょう。