主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。

いやなことに頭が占められそうになったら、こうやって気分転換

いやなことがあったときやブルーな気持ちになったとき、そのことが頭の中でグルグル回ってしまう。
もう忘れたい、思い出したくないと思っているはずなのに、自分の中からいなくなってくれなくてつらい。困ってしまう…。

そんなことはありませんか? 苦しいですし、どうしたらいいのかもわからなくなるもの。

テーブルランプ
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不思議なのは、だからといって、私たちの記憶がそのことばかりなのか? というと、そうではないこと。

本当はいろいろなことから成り立っていて、いいことやホッとすること、楽しかったこともあるのですよね。

ということは、じつは、いやな記憶を自ら選びだしている(考えようとしている)とも、言えるのではないでしょうか。

バースデーケーキ

そこでいやなことで頭を占領されそうなとき、私がやっている方法をご紹介します。

とっても単純。短時間でだれにでもすることができますよ。

●だれでもできる、気分転換の方法

まずは、小さいことでいいので自分の好きなことをひとつ行い、そのたびに、いやなことを追い出す言葉を口にします。

リップ

たとえば、大好きなリップをひと塗りし、つぶやきます。

「はい 考えることはこれで終わり」と。

コーヒー

たとえば、おいしいコーヒーを淹れ、いただく前に、「このことを考えるのは、ここまで」と口にする。

香水

慣れてきたら、もう一つ、プラスの言葉をたすことができたら、さらにいい感じ! です。

お気に入りの香水を振り、「あれは頭の隅の方へ行っちゃえ~!! そうだ! この香水、○○さんと一緒に出かけたときに買ったんだよね。あの時間、とっても楽しかったな。それに、いい香り」…と。

システム手帳

あえて、「もう、このことは私の中には入れない。脇に置いておく」と何度もつぶやいて、イメージするのです。

たとえばシステム手帳に、いやなことを思い出す人の名前や予定が書きこんだままになっていたら、予定ごと消してしまうというのはどうでしょう。

開くたびに目にする機会も減って、精神衛生上よかったりもして。

人はいいも悪いも含め、1日に5~6万回、心の中でつぶやいていると言われています。マイナスのつぶやきに関しては、意図してやめようとしないとやめられないらしいのです。

だからこそ、あえて「つぶやき」を意識してみる。ダメ元でやってみてはいかがでしょうか。

【若松美穂(わかまつみほ)】

お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「

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