なにげなく使う保存容器ですが、レンジで使えるか、容量はどれくらいがちょうどいいか、お値段は手ごろか…など、じつはこだわりの出るアイテムかもしれません。

「結婚して17年間、ずっと食品保存容器迷子でした。プラスチック、ほうろう、ガラス、とたくさん試してきました。そうして試行錯誤するうちに、私にとってマストな条件に気づいたのです」と話すのは、ライフオーガナイザーの香村薫さん。

そんな香村さんがたどり着いた条件と、おすすめ品を教えていただきます。

保存容器に野菜
保存容器、どれを選ぶのが正解?
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無印良品やイオントップバリュの保存容器、必須条件を満たすものは?

香村さんの見つけた条件は次の3つ。

(1) 軽い

(2) 密封性が高い

(3) レンジ加熱や冷凍が可能

「これが、よくつくりおきをして、子どもが運ぶこともあるというわが家の暮らしに合っていました。無印良品やイオントップバリュのものがこの条件にあてはまるので、両方を購入してどちらがいいのかを検証してみました」

●無印良品の食品保存容器

フタをしたまま電子レンジで使える保存容器

名称:フタをしたまま電子レンジで使える保存容器(耐熱温度140℃ 耐冷温度-20℃)

「エンジニアリングプラスチックを使用した、耐熱耐冷温度に優れた保存容器です。透明度も高く、ガラスのように見えます。フタのバルブを開閉することで、フタをしたまま電子レンジで使用できます」

6サイズ展開で、下記のサイズになっています。

深型・小…約幅9.5×奥行12.5×高さ8cm/容量400ml

深型・中…約幅12×奥行20×高さ8cm/容量950ml

深型・大…約幅20×奥行24.5×高さ8cm/容量2100ml

小…約幅9.5×奥行12.5×高さ5.5cm/容量230ml

中…約幅12×奥行20×高さ5.5cm/容量550ml

大…約幅20×奥行24.5×高さ5.5cm/容量1150ml

「個人的には『深型・中』『深型・大』が使いやすいので、リピ使用しています」

●イオントップバリュの食品保存容器

バルブ付き密閉保存容器

名称:バルブ付き密閉保存容器 ホームコーディ(耐熱温度140℃ 耐冷温度-20℃)

「ポリメチルペンテン(エンジニアリングプラスチックのひとつ)を使用しており、ガラスのような透明性があります。ガラス容器に比べて落としても割れる心配がなく安全。フタについたバブルをあけ閉めすることで、フタをしたまま電子レンジ加熱が可能な点は無印と一緒です」

こちらも下記の6サイズ展開です。

深型S…約幅11.5×奥行9.5×高さ8cm/容量460ml

深型M…約幅19.5×奥行11.5×高さ8cm/容量1000ml

深型L…約幅23.5×奥行20×高さ8cm/容量2300ml

浅型L…約幅23.5×奥行20×高さ5.5cm/容量1300ml

浅型M…約幅19.5×奥行11.5×高さ5.5cm/容量640ml

浅型S…約幅11.5×奥行9.5×高さ5.5cm/容量280ml

重さに関しては、数グラムの誤差範囲内ではあるものの、イオントップバリュの方が軽いそう。

保存容器の中に保存容器

「サイズ違いで一部入れ子に収納できる点は見逃せません。無印のものは入れ子にできないんです」

●気になる価格は?

気になるお値段ですが、こちらは僅差だそう。

「イオンの方が若干安いですが、無印週間ならば10%オフになるので、その期間に買うなら無印の方が安いです」

●使い勝手について

「見た目はほぼ同じですが、少しだけ無印良品の方が容器が厚いように感じます。また、容器のフタを閉めるときの閉めやすさも無印良品の方がスムーズですね。イオントップバリュは開閉が固い、という印象です。じつはこのフタを閉めるという動作、意外と大切なんですね。両方が目に入ると自然と無印良品を手に取っている私がいます」

と香村さん。

「あまりフタを閉める機会がない、小さい容器だけを使いたい、収納場所が狭いので重ねてスペースを確保したい! という場合はイオントップバリュを。たくさんつくり置きするので大きな容器でフタも必須! という方は無印良品がいいかもしれません」

どちらもサイズ展開が豊富で、魅力のある商品です。ぜひ、暮らし方にあったものを選んでみてください。