両親が元気なうちに、ものと向き合う
すべての画像を見る(全10枚)ひとり娘の私にとって、88歳と96歳の両親が健在でいてくれることは、それだけでもありがたいです。さらに、当人が元気なうちに、不要となったものを処分してくれることはなにより心の負担を減らしてくれます。そうは言っても簡単には片付かないのが大量のものたち。
5年ほど前、東京の実家を整理することから始まりはしましたが、今度は残したものが許容範囲を超え、まだまだ片付く気配がありません。ものと向き合う作業は、ときに楽しくもあり、困難でもあります。
高度成長期に育った私たちの世代は、実家の片付けに苦労されている方が本当に多いように感じています。
わが家の場合、インテリアデザイナーという両親の職業柄、さらにものが多いのも仕方のないことなのかもしれません。
捨てるだけではない、スウェーデンのものの手放し方
なにげないものも目を凝らしてみれば、1つ1つが時代を反映した貴重なものであることも少なくありません。現在のように安価なものが手軽に手に入る世の中とは、やはり時代が違います。
また、いつの間にか増えた日本から持ち込んだ和を感じる食器や飾り物は、値段ではなくスウェーデン人の心をつかむ魅力があります。簡単に捨てるのはためらわれます。
幸いスウェーデンでは日常生活品のセカンドハンドを扱う環境が充実していますので、現地に暮らす友人の助言を受けながらこれから処分していくこととなります。
「お気に入り20着」から始める、身軽な60代
一方私自身といえば、そんな母の仕分け作業を見ながら、東京にある無駄なものを思い起こしています。
離れているからこそ、必要なものとそうではないものの判断はつきやすい気がします。
またとない機会ですから、まずは私の脳内でのお片付けを開始。日本を発つ直前に雑誌から飛び込んできた「服は20着で十分。」というミニマニストのひと言に衝撃を受けてきたので、まずは記憶にあるお気に入り20着をノートに書き出してみようと思います。
「最小限のお気に入りに囲まれ、身軽に旅をする」そんな理想の60代を過ごすべく、海の向こうのわが家を整頓中です。




