4人家族で、月の食費は外食込みで4万円。週5000円でやりくりしているご家庭なのに、毎日の食卓はとってもリッチ。
そんな食費節約を実践しているのが、インスタグラムでも節約おかずの数々を発信している、にこなほさん。買い物ワザから献立決めまで、アイデア満載の1週間を紹介します。
曜日ごとにテーマを決めているから節約献立もスムーズに決まる
週2回の買い物で5000円の食費予算なのに、バラエティ豊かで、ボリューミィな夕食を実現! 秘密は、「○○の日」とテーマを決めることと、徹底した使いまわしテクにありました。
●火曜日:魚の日(買い物1)
スーパーの特売で、魚と肉の大パック×2、常備野菜などを購入。傷みやすい魚を、この日のメインおかずに。
天ぷらで満足度をプラス【サバのみりん干し】1枚100円のサバのみりん干しに、副菜は野菜とちくわの天ぷらをつけてボリュームアップ。
「白菜が安かったので、サラダは白菜のコールスローに」
みそ汁は、冷凍保存の大根で。
●水曜日:肉の日
前日に購入した肉を使って、ハンバーグなどを主役にした献立に。残った肉は残り物とルウの日用に回します。
エノキダケで肉ダネをかさ増し!【エノキバーグ】ハンバーグはエノキでかさ増しして、前週の「ルウの日」に残ったハヤシライスをかけ、チーズをトッピング。
「和風チャプチェや青菜のおひたし、焼き油揚げを加えてバランスよく」
<肉の日アレンジ>鶏胸肉1枚を開いてボリュームアップ300gの鶏胸肉を包丁で開いて細長くそぎ切りにし、バッター液とパン粉をつけて揚げ焼きに。
「ひと口サイズにすると、チキンが30個にも! 油の量は普通のフライの5分の1でOK」
ひと口サイズだから食べやすくて、子どもたちにも好評です。
●木曜日:残り物の日(買い物2)
残り食材を使って、一度冷蔵庫の中をリセット。週末の予定に合わせて、たりないものを買いたします。
常備のこんにゃくが大活躍!【こんにゃくと大根のみそ煮】残り野菜の大根とニンジンは、常備のこんにゃくと合わせてみそ煮に、キャベツやキュウリはサラダに。白菜は少量の豚肉と甘辛く煮て卵とチーズでとじ、大満足の食べごたえに。
<POINT>業務スーパーの激安常備品を活用!月1回業務スーパーで、調味料や乾物を購入。
「かさ増しに使えるこんにゃくが49円、残り野菜と炒めてチャプチェなどにできる春雨が45円と激安。財布がピンチのときのお助け食材です」
●金曜日:おつまみの日
金曜は夫が早く帰宅するので、お酒に合うつまみにもなる献立に。レンジを活用して手早く用意します。
タレやソースで味の変化を楽しむ!【レンジで15分おつまみ】サッと出したいおつまみには、レンチンレシピが最適。「豚肉とキャベツのみそダレ」「マイタケのジェノベーゼソース」など、単調になりがちな料理をタレやソースで飽きない味に。
<おつまみの日アレンジ>外で飲むより安上がり! 早うまレンジつまみ夫のおつまみ献立には、レンジが大活躍。
【モヤシと豚のレンジ蒸し】モヤシに豚肉をのせ、レンジ(600W)で5分。タレ(ポン酢、すりゴマ、中華だし、ニンニク、砂糖、ゴマ油)をかけ、大葉を散らす。
【ショウガダレ肉巻き】エノキ、ニンジン、オクラを豚肉で巻く。ショウガ焼きのタレをかけてレンジ(600W)で5分+余熱で火をとおし、裏返してタレをからめる。
●土曜日:外食の日
週末は、家事もプチブレイク。外食したり、家ごはんも常備食材のうどんやそばなど麺類で簡単にすませます。
●日曜日:ホームパーティの日
友達を招く休日は、いつもの食材をひと工夫してパーティメニューに。予算をかけずにおしゃれ&豪華なディナーを!
いつもの食材で豪華な10品!【予算3000円パーティ】友人が集まる日は、予算3000円で料理を用意することも。
「普段の食材に少し手をかけたミートローフやサラダなどを100円ショップの器などに盛りつけ、パーティ感を演出します」
<おすすめはこちら!>
【パーティバゲット2種】バゲットに大葉のジェノベーゼであえたキノコのマリネをのせて(上)。クリームチーズとクルミにメープルシロップをかけて(下)
【紫キャベツとニンジンのマリネ】千切りの紫キャベツとニンジンをそれぞれゴマ油と塩、コショウで味つけ。小分けカップに入れてアーモンドをトッピング。
●月曜日:ルウの日
カレーやシチューなどのルウを使った献立に。多めにつくって冷凍し、肉料理のソースに活用します。
買い物前に冷蔵庫一掃!【白菜カレー】ジャガイモの代わりに残り野菜の白菜を使ったカレーは、シャキシャキした歯ごたえが楽しめて夫に好評。副菜は、ワンタンのチーズ包み揚げ、残り野菜を使ったサラダとスープ。
<POINT>残った白菜を使いきりまとめ買い前日は残り野菜の使いきりがポイント。
「冷蔵庫にあるものを使いきっておいしいカレーができると、達成感があって続ける意欲が湧いてきます」
にこなほさんの1週間献立は、どれも節約レシピなのに、バリエーションとボリュームがスゴイ! 気になるメニューがあったら、ぜひつくってみてください。