最近は、過ごしやすい秋のうちに大掃除ならぬ"中掃除"をする人も増えているそう。
ここでは、そんなときに活躍する洗剤「オキシクリーン」をご紹介。さまざまな種類がありますが、暮らしのプロ・ライフオーガナイザーの香村薫さんに、タイプ別オススメの使い方を教えてもらいました。

オキシクリーン
オキシクリーンを並べてみました
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どう使うべき? かしこいオキシクリーン使いこなし術

オキシクリーンは、酸素系漂白剤。衣類や食器についたシミを落とすのに活躍します。

「わが家でもオキシクリーンは大活躍。知り合いにもオススメしているのですが、使ったことがないと『液体タイプや塗るタイプなど、いろいろあってよくわからない』といわれることも。それぞれに、きちんとよさがあると思います。ここでは、近くのドラッグストアにあったものをあるだけ買ってきて、並べてみました」

用途別の選び方を香村さんに教わりました。

(1)じっくり全体漬けおきタイプ

じっくり全体漬けおきタイプ

まずこちらは、洗いたいモノ全体を漬けおきするのに向いているタイプです。

「オキシクリーンを溶かした50℃くらいのお湯に、汚れを落としたいものを20分以上漬けます。衣類が白くなるのはもちろんのこと、なによりも消臭に威力を発揮する点が魅力です。子どもの上履きもゴシゴシいらずで白さが戻ってきますよ」

衣類を漬けている様子

「さらに、わが家ではお風呂掃除、食器などの汚れにもききました!

(※)

漬けおきできるタイプのものは、マルチに使える印象です」

では、漬けおきできるオキシクリーンのなかではどのタイプを使うのがいいのでしょうか?

「白さが際立つタイプや、界面活性剤が入っていないタイプなどありますが、私がすべてを試してみたところ、素人目には違いがわかりませんでした(笑)。成分にこだわらないという方はいちばんお値段が安いタイプを試してみるといいと思います。赤ちゃんなど小さなお子様がいる方は、界面活性剤を含まない商品を選ぶ方が安心かも」

(2)強力部分汚れ落とし系

強力部分汚れ落とし

続いて、こちらは、衣類の襟元など取れにくい汚れに塗りつけるタイプのもの。

「こちらは、洗濯機に入れる前にサッと塗っておくだけなのでお手軽です。(1)の漬けおきタイプは、50℃のお湯に20分ほど漬けておかないと効果が発揮されません。そんな都合のいい温度のお湯を手軽に準備できない、という方には塗りつけるだけのこちらがオススメ! 衣類以外にも、パッキンや床の汚れにも使ってみましたが、どちらも汚れが落ちました

(※)

「泡タイプ」と「ジェルタイプ」の商品がありますが、香村さんのオススメはジェルタイプ。

ジェルタイプ

「泡だと消えてしまうので、どの部分に塗ったかが分かりにくいです。その点、ジェルタイプはジェルが表面にとどまっているので、どこに塗ったかが一目瞭然。使い方も簡単なので、『洗濯機に入れる前に襟元にサッと塗っておいてね』といえば家族にも協力してもらいやすいです」

お湯が準備できない人や、毎日洗濯する人にはこちらの方が手軽かもしれません。

「一度使い始めると、手軽く使えるうえに効果が大きいオキシクリーンは必需品になりました。大きく2種類の使い方に分かれますが、お湯を準備することができて、時間があるなら(1)の粉タイプ、とにかく簡単に使いたいのであれば(2)のタイプを使うのがいいと思います」

※オキシクリーンは、以下のものには使用できません。かならず製品表示を確認し、用量を守って使用してください 水洗いできないもの/ウール・ウール混紡/ペルシャ製カーペット/革/畳/シルク/宝石/金属全般/大理石/サビ/麻/木製品(コーティングされていないもの)